Huukei-Design.LLC

Café con leche

COMPLETED BY 3/2024

■岡山県岡山市
■新築
■木造1階建て

ReportCafé con leche

敷地近くの窯元の半地下式穴窯。岡山県南東部でつくられる備前焼は長い歴史を持つ日本六古窯の焼き物のひとつ▲「土と炎の芸術」とも呼ばれる備前焼は、焼成時の窯の状態によって色味が変化する「窯変」が特徴で窯の中での火の当たり方や温度位置によって違うため一つとして同じ色や表情は生まれないという▲突然の訪問。敷地の高さと配置を確認するためにお客様と打合せ後に「折角だからちょっと行ってみましょうか!?」雰囲気良い細道を昇り、備前作家多久守先生宅へ▲作業中にもかかわらず手を止めて快く作業場を案内してくれ、神秘的な穴窯も見させていただき、とても雰囲気の良いご夫妻でした。

自然あふれるこの敷地には、温かい雰囲気の備前焼作家さんやヤギに囲まれ完成後良い時間が過ごせるゾ!おチビちゃん。

来年着工の「Café con leche」着工に向けて工務店さまと工事契約締結できました▲Café con lecheのお客様と初めて出会ってから≒1年と半年。出会いは作品展でした▲土地探しから…初めは結構山の中。密集していない土地をご希望していました。今回最終決定した土地は売りに出ていない土地でただの空き地でしたが、持ち主を調べて交渉してみると売ってくれるという奇跡が!▲少し小高い開けた土地には桜の木が見え、山々が連なる風景が見えゆっくりとした時間が流れる雰囲気でした▲日々お仕事で駆けずり回っているCafé con lecheのご家族。来年秋口に完成する住まいでくつろげる時間が過ごせますように精一杯取り組んでそして私たち自身も楽しんで良い住まいをご提供していきたいと思います▲先ずはひと段落お疲れ様でした。

Café con lecheお客様と出会ったときはご夫婦お二人でした。その時からいうと16ヶ月の月日が流れ、今ではご家族も増え3人で打合せをするようになりました。毎日あっていないからこそ赤ちゃんの成長が凄く感じられる今日この頃。。。孫より会っていると不思議おじいちゃん感覚になってきているのか!?▲着工までもう一息。家が完成して、お子さんが大きくなって、お父さんお母さんが創った家をリノベーションたいと言い出して、どこの頼む?又、風景にしよう。そんな会話が30年後出てくるように大切に創っていきたい考え続けて早10年。▲色々模索してたどり着いたのはやはり原点のリノベーション。設立当初から掲げていたコンセプトの【次世代に引継ぐ家づくり】をより確実にするために、風景のある家をつくったら更に永く記憶と家族の風景を引き継いでいくためリノベーション事業を本格的に開始しようと思います▲606ブランドのワンストップリノベーション。いい響きだ~!あ、30年後になると私が83か…目標が出来るとワクワクして今より頑張れる気がする!!!

とても景色のいい場所に計画中の「Café con leche」▲風景のある家のお客様は皆さんは不思議とやる気を起こさせる天才ばかりです。物の売り買いでなく一緒に創っていく感を感じ取れ、そんな感覚を覚える瞬間はやっぱりこの仕事していて良かったと思える時です▲このCafé con lecheのお客様もずば抜けた天才のご家族。お人柄かな~!?とても良い雰囲気でお話が出来てとても楽しみなprojectになっています▲実施設計前のエスキスをしながら全体を整えてこれから詳細設計スタートします。ピットリビングや階段、中庭、ギャラリーガレージ…など盛りだくさんのデザイン要素が揃ったのでこれからつなぎ合わせて編集しストーリーを創っていく。映画製作の様な流れで妥協の無いドラマを設計をしていく…。その中に家族の風景が見え隠れすることが出来れば完成です。…と先日撮影したプロモーションビデオ製作現場で同じ様に感じたこと。あぁ、設計も同じだな。設計という作業の中にドラマを考えながらエスキスし設計する▲とても良い経験が現在進行形のprojectに重なってしまいました!

新プロジェクトは建部に計画しているインナーガレージ+ライトコート+シアタールーム付住宅の「Café con leche」▲白紙から一本の線が生まれる瞬間はさぐりさぐりと左手を動かす。。。不思議と段々6Bの線画リアルになってきて・・・

・・・線を見つけるかのように、見失いそうになった線をもう一度確認するかのように最近は赤ペンでなぞり手探り走らせてみる。。。骨格が見えてきた気もしながらもしかして・・・と小悪魔が脳裏を小走り悪戯をする。そして時には見失いダンゴムシにもなる ↓ (笑)

なんだこりゃ~♪とぶつぶつ念仏を唱えながら進んでは戻りを繰り返し一つの住宅を生み出しています▲間取りは無限にあるなか、エスキスの段階でほぼ内部の完成形は頭の中に生まれる。内と外、中間領域、結界など建築的に追い求める裏のコンセプトを見出しながら間取りを完成させていくのだと思います。何となくですが・・・。自分でも言葉にならない裏のコンセプト、すなわち職人として追い求める美学も探しながら・・・。

この長閑な気持ちの良い敷地で気持ちよく過ごせる家族の為自分の感性とお客様の感性を融合した暮らしが提供できるように頑張っていきたいと思います。

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