Café con leche
COMPLETED BY 3/2024
■岡山県岡山市
■新築
■木造1階建て
ReportCafé con leche
建部で現場監理中の「Café con leche」現場打合せでした・・・が予定よりも1時間前に到着してしまい・・・。ま~最近は目覚まし無しで4時半には目が覚めるからそりゃ早いですな。。。で、ずっと気になっていた現場から見えるお寺さんへ散歩。からの鐘を一発ゴーンと鳴らしてみる。両側に流れている山水の音も心地良し。
現場目の前には水を張った水田。オタマジャクシも久しぶりに見たような気がする。そして目線を下げてみると・・・
山水が流れている用水がとても魅力的に感動した瞬間!見る角度を変えると面白く建築と一緒だなと何か妙に面白くなってきた朝一番・・・。
・・・とオジサン朝の散歩でした。
現場というと先ずは片隅に置かれた階段の試作品!お、お、重たい・・・。これがDKの一部となる力作の片持ち階段なる。そしてピットリビングは変形した階段(?)で単調な空間に動きが出ている。
ここに間接照明が入ればいい具合に仕上がりそう。こんな自然に満ちた場所に楽しそうな住まいが出来ればいい暮らしができる事が安易に想像できます。いい感じです!!!
7月13日14日は広島市西区で二世帯住宅の完成見学会があります。大人テイストの味がある仕上がりになっています。ご予約はこちらから↓↓↓
第73回風景のある家完成住宅作品展「葉音の暮らし」 | 風景のある家 (huukei-design.com)/岡山設計事務所/岡山注文住宅/岡山リノベーション
3/31年度末そして第11期締め日そして「Café con leche」の棟上げと盛り沢山の一日でした。この日の建部はとても暖かくちょっと前まで雪が積もった事が想像できない位のいい天気でした。現場前の桜は・・・2分咲きくらいかな!??一年後は二階大窓から桜が目の前に見える素敵なロケーションです。
お客様ご家族は朝から一日現場で大工風景を見ていたようです。お子さんは休憩時間に現場の中に入らせてもらってよちよち走り回り、現場用階段ですたすた登りと将来ヤンチャ娘決定ですなww
最後はご主人から職人さんへのとても気持ちのこもった挨拶をいただき一本締めで本日終了となりました。ほとんどの方は一生に一度の祭りごとです。餅投げするのもよし、工事の進捗状況を眺めながら一家団欒の時間を過ごすのもよし、少しでもお子さんの記憶に残るような時を過ごしてもらえれば家づくりがより一層楽しくなることだと思います。そんな家族の風景を引き継いで行けたら良いと思っています。
大変お気遣いいただきまして誠にありがとうございました。
そして弊社11期〆日にぴったり一日になりました。
家づくりの進め方などはこちらをご覧ください↓↓↓
家つくりの進め方 | 風景のある家 /岡山注文住宅/岡山リノベーション/岡山設計事務所(huukei-design.com)
来月末棟上げに向けてまだかまだかと基礎が身を潜めています。。。棟上げまでには外部仕上げや設備などを最終決定してしていきますが今回は外部色合い再検討になり次回持ち越しとなりました・・・正解が一つではないので難しいですよね。では何をもっていつも提案するのかというのを私自身振り返り少しご紹介してみようと思います▲先日遠方からプランの相談で来社されたお客様は他社で長い間間取り打ち合わせを繰り返してきました。その方はこだわりを強くお持ちで設計担当者さんがお客様の要望を何とか形にしようと必死で間取りを作り替えていった痕跡が見えました。その結果、日当たり風通しが悪く365日に日陰で暮らす不健康な最悪の間取になっていました。お話をお聞きして感じたことは、こだわりが強いことが原因ではなく、良くないと判っていてもお客様の要望を形にしようとするばかりにすべてを聞き入れて、プロとしての助言を怠っていたこと。若しくはこだわりが強いあまり、なかなか決まらないので要望を形にして完結させることを優先してしまったことが原因だと感じました。今回のご相談者は知人の友人ということもあり言葉に衣を着せずなるべくストレートにお伝えしましたがどこまでご理解いただけたかは定かではありまんが、根本的に設計側の考え方と姿勢を変えない限りは残念ながら失敗する家づくりとなることは間違いないでしょう。
話は戻り、ご提案するときには事前に社内再検証を行いますが何を検証するかというと、まずは出会いの時から今までの流れを思い出します。難しいので言葉で表現は上手くできないのですがお客様のお好みも私たちの考え方も長い間打合せしていると変わってくるのは当然です。。。その変わってきた思いや頭の中の言葉にならない感性や敷地の周り、コストなどを総合的にみて絞り込んでいく。絞り込めたら自分自身の感性を信じて塩コショウの味付けで細部を調整して整える。この時大事なのが気持ちが高ぶっていなく下がってもいないフラットな状態を保つように数日前から自信を調整するように心がけています。・・・んん、言葉で表現すると難しいですね。上手く表現できないかもしれません(汗)
ただ、先ほどの事例のように早く話をまとめたいあまりにプロとしての助言と、良くないのに良いと自分にもお客様にも偽りの表現することなどは決してしないようにしていますのでご安心して時間制限まで検証していきましょう!
建部からの帰り道12年前位に一度訪れたことのある「SHOWCASE IMPORT & AUTO SERVICE」さんへふらっと立ち寄りワーゲン話を聞かせてもらいました。20代~30代には1975年のビートルをレストアして乗り、30代~40代には1964年式を乗っていたこともあり懐かしい思い出に浸りました。独立して軍資金を作るため泣き泣き愛車ビートルを売った経緯があるのでいつかまた手に入れたいと思っています。その時はSHOWCASE IMPORT & AUTO SERVICEさんにお願いしようかな!?こだわりをしっかりお持ちのオーナーさんの様に思えましたので。私たちの仕事も一緒かもしれませんね。負けずにしっかりこだわりを持ち設計の仕事をしていきたいと感じた一日でした。
Café con leche | 猫たちと暮らすインナーガレージ付きコートハウス | 風景のある家 (huukei-design.com)
建部町で地鎮祭が執り行われました▲初めの出会いは作品展でしたね。それからいくつか土地を探してこの地を見つけられました。4方山々に囲まれた風景の良いこの地は、もともとは売りに出ていない土地でしたが地主さんと交渉を得てこの日を迎えることができました▲「Café con leche」はスペイン語ですが濃い目のコーヒーにミルクを混ぜた飲み物です。家を建てることによって色々な意味で何かと何かが混ざり合いよりよくなっていくという想いを込めてセンス良くお客様がネーミングされました。ネーミングの通り、これから完成までお客様と設計事務所と工務店が力を合わせ想いと専門知識を混ぜあいクオリティー良い建物になるようにしていく段階ですね▲だから、本日の奉献酒は「白菊酒造の大典白菊トリプルA」をご用意させていただきました。岡山県の朝日・アケボノ・アキヒカリの3種のお米をブレンドして仕込んだ原酒となります。お客様・工務店・設計事務所が混ざり合いトリプルAのように炭酸ガスがはじけるような感度の良い建物になりますように。と願いを込めてご用意しました。本日はおめでとうございます。
敷地近くの窯元の半地下式穴窯。岡山県南東部でつくられる備前焼は長い歴史を持つ日本六古窯の焼き物のひとつ▲「土と炎の芸術」とも呼ばれる備前焼は、焼成時の窯の状態によって色味が変化する「窯変」が特徴で窯の中での火の当たり方や温度位置によって違うため一つとして同じ色や表情は生まれないという▲突然の訪問。敷地の高さと配置を確認するためにお客様と打合せ後に「折角だからちょっと行ってみましょうか!?」雰囲気良い細道を昇り、備前作家多久守先生宅へ▲作業中にもかかわらず手を止めて快く作業場を案内してくれ、神秘的な穴窯も見させていただき、とても雰囲気の良いご夫妻でした。
自然あふれるこの敷地には、温かい雰囲気の備前焼作家さんやヤギに囲まれ完成後良い時間が過ごせるゾ!おチビちゃん。
来年着工の「Café con leche」着工に向けて工務店さまと工事契約締結できました▲Café con lecheのお客様と初めて出会ってから≒1年と半年。出会いは作品展でした▲土地探しから…初めは結構山の中。密集していない土地をご希望していました。今回最終決定した土地は売りに出ていない土地でただの空き地でしたが、持ち主を調べて交渉してみると売ってくれるという奇跡が!▲少し小高い開けた土地には桜の木が見え、山々が連なる風景が見えゆっくりとした時間が流れる雰囲気でした▲日々お仕事で駆けずり回っているCafé con lecheのご家族。来年秋口に完成する住まいでくつろげる時間が過ごせますように精一杯取り組んでそして私たち自身も楽しんで良い住まいをご提供していきたいと思います▲先ずはひと段落お疲れ様でした。
Café con lecheお客様と出会ったときはご夫婦お二人でした。その時からいうと16ヶ月の月日が流れ、今ではご家族も増え3人で打合せをするようになりました。毎日あっていないからこそ赤ちゃんの成長が凄く感じられる今日この頃。。。孫より会っていると不思議おじいちゃん感覚になってきているのか!?▲着工までもう一息。家が完成して、お子さんが大きくなって、お父さんお母さんが創った家をリノベーションたいと言い出して、どこの頼む?又、風景にしよう。そんな会話が30年後出てくるように大切に創っていきたい考え続けて早10年。▲色々模索してたどり着いたのはやはり原点のリノベーション。設立当初から掲げていたコンセプトの【次世代に引継ぐ家づくり】をより確実にするために、風景のある家をつくったら更に永く記憶と家族の風景を引き継いでいくためリノベーション事業を本格的に開始しようと思います▲606ブランドのワンストップリノベーション。いい響きだ~!あ、30年後になると私が83か…目標が出来るとワクワクして今より頑張れる気がする!!!
とても景色のいい場所に計画中の「Café con leche」▲風景のある家のお客様は皆さんは不思議とやる気を起こさせる天才ばかりです。物の売り買いでなく一緒に創っていく感を感じ取れ、そんな感覚を覚える瞬間はやっぱりこの仕事していて良かったと思える時です▲このCafé con lecheのお客様もずば抜けた天才のご家族。お人柄かな~!?とても良い雰囲気でお話が出来てとても楽しみなprojectになっています▲実施設計前のエスキスをしながら全体を整えてこれから詳細設計スタートします。ピットリビングや階段、中庭、ギャラリーガレージ…など盛りだくさんのデザイン要素が揃ったのでこれからつなぎ合わせて編集しストーリーを創っていく。映画製作の様な流れで妥協の無いドラマを設計をしていく…。その中に家族の風景が見え隠れすることが出来れば完成です。…と先日撮影したプロモーションビデオ製作現場で同じ様に感じたこと。あぁ、設計も同じだな。設計という作業の中にドラマを考えながらエスキスし設計する▲とても良い経験が現在進行形のprojectに重なってしまいました!
新プロジェクトは建部に計画しているインナーガレージ+ライトコート+シアタールーム付住宅の「Café con leche」▲白紙から一本の線が生まれる瞬間はさぐりさぐりと左手を動かす。。。不思議と段々6Bの線画リアルになってきて・・・
・・・線を見つけるかのように、見失いそうになった線をもう一度確認するかのように最近は赤ペンでなぞり手探り走らせてみる。。。骨格が見えてきた気もしながらもしかして・・・と小悪魔が脳裏を小走り悪戯をする。そして時には見失いダンゴムシにもなる ↓ (笑)
なんだこりゃ~♪とぶつぶつ念仏を唱えながら進んでは戻りを繰り返し一つの住宅を生み出しています▲間取りは無限にあるなか、エスキスの段階でほぼ内部の完成形は頭の中に生まれる。内と外、中間領域、結界など建築的に追い求める裏のコンセプトを見出しながら間取りを完成させていくのだと思います。何となくですが・・・。自分でも言葉にならない裏のコンセプト、すなわち職人として追い求める美学も探しながら・・・。
この長閑な気持ちの良い敷地で気持ちよく過ごせる家族の為自分の感性とお客様の感性を融合した暮らしが提供できるように頑張っていきたいと思います。