住宅設計事務所「風景のある家」のリノベーションのコンセプト

風景のある家.LLCでは、「次世代に引き継ぐ家づくり」をコンセプトに掲げています。30年後、50年後、そして100年後も、移り変わる風景とともに、家族のかたちや暮らしが変化しても、柔軟に間取りを変えながら住み継がれていく・・・そんな住まいを目指しています。

現代では、老朽化した建物を壊して新しいものに建て替える「スクラップ&ビルド」が一般的ですが、私たちは異なる価値観を大切にしています。親世代が家族のために時間をかけて築いてきた住まいには、その想いや記憶が詰まっています。たとえ古くなっても、それを壊してしまうのではなく、家族の歴史を未来へとつなぐために、リノベーションというかたちで再生していくことが私たちの考え方です。

リノベーションは、ただの修繕ではなく、家族の歴史を尊重しながら、現代のライフスタイルに合わせて住まいをアップデートすることです。私たちは、家族の思い出や価値長年住まわれた家には、暮らしの記憶が宿っています。キッチンの窓から見えた懐かしい風景、開け放した窓から通る風の道、いつも無意識に触れていた角柱の手触り・・・そうした日常の中の風景こそ、家族にとってかけがえのない宝物です。

リノベーションを通じて、そんな家族の風景を次世代へと受け継いでいけたら、それはとても素敵なことだと私たちは考えています。一軒一軒の家に込められた想いを大切にしながら、「記憶」と「未来」をつなぐ住まいの設計に取り組んでいます。観を大切にしながら、次世代へと引き継がれる住まいを提案しています。

「風景のある家」のリノベーションの強み

岡山・福山の地で今までに大小問わず多くのリノベーション設計に携わってきました。その結果弊社でのリノベーションに関する3つの強みを見出すことができましたのでご紹介したいと思います。

強み1既成概念にとらわれない、逆転のリノベーション

多くのリノベーションでは、「既存の構造ありき」で計画が進められます。でも私たちの手法は、その真逆。まずお客様のご要望をベースに、まっさらな発想で理想の間取りを描きます。そしてその後に、既存の構造を“当てはめていく”という設計方法をとっています。だからこそ、「今ある形に合わせる」必要がなく、固定概念に縛られない、まったく新しい空間が生まれるのです。

【既存構造にとらわれないリノベーションのメリットデメリット】

  1. リノベーション後の間取りは、リノベ前と全く異なる新築同様のプランに変更可能。
  2. 既存構造を活かす場合に比べてコストはかかるが、理想の間取りに近づけやすい。
  3. 現在の建築基準に沿った構造補強ができ、耐震性能も向上する。
  4. 細かく仕切られた間取りから、大空間へと大胆な変更も可能。
  5. 新築以上に複雑な設計が求められるため、設計コストも必要になる。

※一方で既存構造ありきのリノベーションでは、間取りはほとんど変えられないため、設計は比較的シンプルに済み、コストは抑えられますが、希望通りにしにくく、耐震性や広い空間の確保が難しい場合が多いです。

強み2暮らしやすさを追求した機能重視のリノベーション

一昔前の住宅には、当時の暮らしに合わせた特徴があります。たとえば、北側にある個室のキッチン、襖で仕切られた続き間、家の中央にある南向きの玄関、あまり使われない日当たりの良い応接室、急勾配で廊下にある階段——これらは現代の生活スタイルとは少しズレてきています。

私たちは、まず「使いやすさ」を最優先に考え、今の暮らしにフィットする間取りへとリノベーション設計を行います。

たとえば、家族が自然と集まるLDKをひとつながりの大空間にし、顔を合わせやすいキッチン配置に。キッチンの背面には洗面や浴室、ファミリークローゼットをまとめて配置し、家事動線を短縮。夕方、子どもたちが帰宅したとき、リビング階段を通ってお母さんの顔を見ながら自分の部屋へ向かえるように、階段の勾配をゆるやかにして、上り下りしやすくする。もちろん階段のインテリアとしての美しさも考える。

私たちのリノベーションは、新築に近い動線や機能性を追求しながら設計を進めていきます。既存の建物からは想像できないような、新たな使いやすさと快適さを生み出せることが、私たちの強みのひとつです。

強み3プラスαの価値を生み出すリノベーション

弊社では、住まいに「プラスαの価値」を組み込むことを前提に、リノベーションを設計しています。具体的には以下5つの視点を大切にしています。

  1. 立地・環境を読み解いた設計
    その土地に元々ある「風景」「光」「風」「音」などを読み取り、周囲と調和する建物を設計します。例えば「借景(遠くの山や田畑を取り込む)」や「隣家との視線の調整」など、周辺環境まで設計に取り込む手法です。建物単体では得られない心地よい空間を生み出します。 Promotion Movie「春」
  2. 将来を見据えた間取り提案
    子育て期、老後、二世帯同居など、家族のライフステージの変化を見据えた柔軟な間取りを提案します。ライフスタイルの変化に対応できる「可変性のある住まい」を実現します。
  3. 性能+デザインの両立
    ローコストを掲げつつも、「高断熱」「高気密」「耐震性」など基本性能にはこだわり、同時に無垢材や左官仕上げといった素材の質感を活かした設計を行います。性能と美しさのバランスを追求し、長く価値の続く住宅を目指します。
  4. 住まい手の想いを引き出す「対話」
    お客様との対話を大切にし、何に価値を感じ、どのような暮らしを理想としているかを丁寧に掘り下げ、設計に反映します。「家族の記憶」や「暮らしの哲学」といった目に見えない価値までも取り込んだ住宅づくりを行います。 Promotion Movie「夏」
  5. 「スクラップ&ビルド」に依存しない思想
    「古いから壊す」のではなく、「活かせるものは活かし、次世代に引き継げる家」を作ることが弊社のリノベーションの特徴です。住宅の歴史や家族のストーリーを大切にし、時間を重ねるほどに価値が増す住まいを目指します。

「心地よさ」「時を経ても色褪せないデザイン」「家族の記憶を紡ぐ設計」「環境との調和」「将来への備え」など、数字や面積だけでは表せない「体験価値」を住まいに組み込むこと、それが私たちが考える「プラスαの価値」です。

弊社が提供してきたプラスαの価値は様々ですので、過去のリノベーション事例からいくつかご紹介します。

プラスαの価値を生み出すリノベーション事例

風景のある家 作品紹介「SKIP」 SKIPもともとLDKは北東にあり、南西にあったタタミの続き間や庭園はほとんど使われていませんでした。今回のフルリノベーションで、LDKを南西に移動し、日当たりの良い開放的な空間に。さらに大きなウッドデッキを設けることで、これまでゆっくり眺めることのできなかった庭園も楽しめるようになりました。家族みんなが集まれる場所となっただけでなく、自然とつながる暮らしというプラスαを生み出しました。
風景のある家 作品紹介「MARIKAⅡ」 MARIKAⅡ中古住宅を購入し、内装・外装ともにフルリノベーション。構造補強はもちろん、省エネ等級4以上の断熱性能を備え、快適で暮らしやすい設計に仕上げました。小さく仕切られていた間取りは、ガラス壁を多用することで、広がりと明るさを感じられる空間に一新。その結果、北側の部屋にまで光が届くようになり、空間全体に心地よい開放感というプラスαを生み出しています。
風景のある家 作品紹介「家族の土間」 家族の土間ごく普通の玄関でしたが思い切って広い土間を創りました。リノベーションの結果この土間でお子さん達が遊んだり勉強したりして家族みんなが土間に集まりより一層家族のコミュニケーションが増えるプラスαとなっています。

プラスαの価値は住宅のリノベーションだけではなく店舗のリノベーションにも採用されています。

風景のある家 作品紹介「テントウムシのスタジオ」 テントウムシのスタジオごくごく普通の賃貸事務所ですが壁を斜めに配置することによって四隅に余白ができます。この余白が打合せスペースになったり、炊事場になったりと、新たな面白い空間を生み出すプラスαになっています。
風景のある家 作品紹介「234」 234限りなく厳しいコストの為合板を重ねただけの店舗を設計しました。その結果、シンプル且つとても印象に残るデザインとなりコスト以上の見え方を生み出すプラスαになっています。

「風景のある家」の主要リノベーションサービス

風景のある家には5つの種類に分けたリノベーションがあり、工事費も1000万円以下から7000万円以上まで幅広い事例があります。

スケルトンリノベーション/フルリノベーション

風景のある家が最も得意とするのが「スケルトンリノベーション」です。
築30年以上の住宅は、当時の住宅様式と現代の暮らし方に大きな違いがあるため、現在の生活には適さないケースが少なくありません。
例えば、地球温暖化の影響による断熱性能の不足や、耐震性への不安が挙げられます。私たちは住宅を一度スケルトン(骨組みの状態)にし、耐震補強や省エネ等級の基準を満たす断熱性能の確保を行います

また、かつて一般的だった畳の続き間や、家の中心に玄関を配置したことで東西に空間が分断された間取りなど、現代の生活スタイルにそぐわない部屋の配置を見直し、使いやすく快適な最新の間取りへと再構築します

一般的なリノベーションでは、既存の構造を前提として設計が進められますが、私たちはその常識を覆すアプローチ、真逆の設計手法を採用しています。まずはお客様のご要望をもとに自由な発想で理想の間取りを設計し、その後に既存の構造を調整・適用していく手法です。

「既存構造」という固定観念にとらわれず、空間をゼロから再構築することで、機能性とデザインを兼ね備えたまったく新しい住まいへと生まれ変わらせます。そして、そこに住まう家族の「記憶」や「夢」を引き継ぐことができるリノベーションこそ、私たちの得意とする提案です。

事例:Weaving of life 風景のある家 作品紹介「Weaving of life」

中古戸建てリノベーション

特に多く寄せられるご要望が、中古物件探しから始めるリノベーションによる家づくりです。
リノベーションを前提とした中古物件の選定では、「不動産の視点」と「設計の視点」で見るポイントが大きく異なります。
不動産の視点では地域性や物件の資産価値などを重視しますが、設計の視点では、リノベーションによってどれだけ住まいの可能性を広げられるかに注目します。

たとえば「間取りが使いにくい」「キッチンの日当たりが悪い」といった点は、設計によって解決できるため大きな問題にはなりません。
それよりも、窓からの見える景色や既存構造が見せる設計に適しているか、天井に変化をもたせることができるかといった「空間のポテンシャル」を重視して物件を評価していきます。
その結果、キッチンの位置変更はもちろん、玄関の位置を大胆に変更するケースも少なくありません。
風景のある家では、不動産と設計の両方の視点で中古戸建てのリノベーションを行っていきます。

事例:西日本豪雨 復興リフォーム 風景のある家 作品紹介「西日本豪雨 復興リフォーム」
事例:わくわくするリノベーション 風景のある家 作品紹介「わくわくするリノベーション」

中古マンションリノベーション

制限の多いマンション空間のリノベーションは、数あるリノベーションの中でも特に難易度の高い部類に入ります。
特に、パイプスペース(給排水を通すためのスペース)や構造上の柱は、設計上の制約が大きく、基本的に動かすことができません。

さらに、マンションの間取りは「住みやすさ」よりも「販売しやすさ」を優先して設計されていることが多く、最初から住み手の暮らしを考慮した間取りにはなっていない場合がほとんどです。

風景のある家では、こうした制約を一つひとつ丁寧に解決しながら、住み手のライフスタイルを起点とした新しい間取りとデザインへと再構築していきます。

事例:終の棲家 風景のある家 作品紹介「終の棲家」

店舗・オフィスのリノベーション

店舗やオフィスのリノベーションでは、まず「できる限りの+α」を見つけ出すことから始めることを大切にしています。
古くなったから単に新しくするのではなく、訪れる人にときめきを与えるような、空間そのもの以上のコンセプトを創り出すことを目指しています

例えば、仕切りを透明なガラスにすることで、内と外の境界を曖昧にし、半屋外のような開放感ある空間を演出したり、あえて壁をずらして空間を狭めながらも、奥行きのある印象的な空間にしたりします。

住空間ではないことを逆手にとって自由な発想で、普段は体感できないような魅力的な空間へとリノベーションしていくことを意識して設計しています。

事例:FLUI 風景のある家 作品紹介「FLUI」

現在の住宅のリノベーション(今の自宅を活かすリノベーション)

現在住み続けている住宅をリノベーションするケースは多くあります。なかでも、最近は二階建て住宅の「一階部分のみを対象としたリノベーション」が増えており、私たちが得意とする住宅改修のひとつです。

一階部分にはLDKや洗面・浴室などの水まわりが集中していることが多く、この一階全体を床・壁・そして二階の床下まで、まるで魔法瓶のように断熱材で囲い込み、最新の省エネ等級に相当する断熱性能を実現します

特に、20~30年前に建てられた住宅は、現代の生活スタイルには合わない間取りが多いため、既存の間取りを一新し、まったく新しいプランをご提案するケースが多くなっています。

安心サポート

風景のある家では、家づくりに関わる全ての関係会社の「一括窓口」として、トータルでサポートを行っています。
家を建てるには、不動産会社、設計士、施工会社(職人)、登記事務所、金融機関など、さまざまな専門家が関わります。私たちは、土地探しから不動産購入、現地調査、ライフプラン、設計提案、銀行サポート、工事職人(協力会社)まで一貫してお手伝いし、お客様の窓口を一本化することで、家づくりをスムーズに進めることができます。

また、風景のある家では「5つの無料サポート」をご提供しています(ALL ¥0)

  • 物件探し
  • 現地視察
  • ライフプランのご提案
  • 資金計画の作成
  • 間取り資料の作成

これらすべてを無料で行い、お客様の理想の暮らしに寄り添うワンストップリノベーションをご提供しています。

不動産会社とタイアップして行う物件探しと現地視察

お客様・不動産会社・弊社の三者で連携しながら、物件の選定を進めていきます。
まずは、書面で数十件の候補物件をご覧いただきながら、条件やご希望に合わせて2〜3件程度に絞り込んでいく作業から始まります。
条件に合致しそうな物件が絞り込めたら、次に現地を実際に見に行きます。
現地では、周辺環境や近隣の雰囲気を確認しつつ、設計面での可能性も探ります。気になる物件があれば、内部の見学とあわせて、詳細な物件調査を行い、購入の判断材料としていきます。

ファイナンシャルプランナーによるライフプラン(希望者のみ)と資金計画

候補物件が決まったら、ファイナンシャルプランナー(FP)とともに、ライフプランおよび資金計画の作成を行います。
その物件を購入し、どの程度まで工事費をかけても将来の生活に支障がないか、老後資金はどれくらい確保できるのか、あるいは家計が苦しくなるタイミングはいつか――そういった点をシミュレーションしていきます。
これにより、無理のない予算配分の中で「購入する物件にかける費用」と「リノベーションにかける費用」の適切なバランスを導き出すことが可能になります。

ラフプランの間取り作成

物件購入前に並行して行うのが、候補物件をもとにしたラフプラン(間取り案)の作成です。
その物件で、理想の間取りが実現できる可能性があるのか、それとも理想とはかけ離れており、条件は良いものの今回は見送るべき物件なのかを判断していきます。

リノベーションを成功させるためには、このように5つの準備調査を丁寧に行いながら、計画を進めていくことが大切です。

入居までの流れ

流れ1ご相談・ヒアリング (無料)

  • 希望やライフスタイルを丁寧にヒアリング
  • 物件探しやローン相談も対応可能

流れ2ラフプラン・資金計画 (無料)

  • 現地調査を実施し、ラフプランと資金計画を提案
  • 中古物件リノベーションの場合、改修費込みの概算も提示

流れ3物件購入(該当する場合)

  • 不動産会社と連携し、適切な物件購入をサポート

流れ4設計契約・基本設計

  • 設計契約後、間取りや仕様の検討
  • 断熱・耐震・収納・家事動線など細部を検討

流れ5実施設計・見積・工事契約

  • 工務店と連携して見積を作成
  • 内容に納得後、工事契約

流れ6着工・現場監理

  • 工事中も設計者が監理
  • 定期的に進捗確認と品質チェック

流れ7完成・引渡し・アフターサポート

  • 完成後、引き渡し・検査・説明
  • 引渡し後もアフターサポート対応

リノベーション対応エリア

風景のある家では、岡山県内、福山市、香川県においては設計監理業務および施工まで承っておりますが、それ以外の地域につきましては、全国対応で設計監理業務のみとさせていただいております。

■岡山県
岡山市(北区、中区、東区、南区)/倉敷市/津山市/玉野市/笠岡市/井原市/総社市/高梁市/新見市/備前市/瀬戸内市/赤磐市/真庭市/美作市/浅口市/和気町/早島町/里庄町/矢掛町/新庄村/鏡野町/勝央町/奈義町/西粟倉村/久米南町/美咲町/吉備中央町

■広島県
福山市

■香川県
全域

リノベーションのメリット

今までの日本ではスクラップ&ビルトが主流であり住宅の平均使用年数は30年と言われています。それに比べて欧州ではストック型社会が根付いていて住宅の平均使用年数は100年以上となっています。近年では日本でも耐久性の向上や空き家問題などから年々使用年数が伸びていっている傾向があり、近い将来欧州型ストック型社会に変化していくことでしょう。これからの私たちが住み続けていく日本住宅は間違いなくリノベーションにより価値を高め、建物を長く使っていく方向に進むことだと思っています。

1.新築よりも低価格(中古をリノベーションした方がトータルコストを抑えられる)

新築とリノベーションで建築コストが大きく差が出る工事は①基礎②構造材③外壁④屋根⑤窓です。例えば新築3000万平屋とした場合①~⑤で≒5割必要になりますので約1500万が既存部分を使用することとなり、残りいくらまでリノベーション費用をかけていくかによって異なってきます。

2.自由な空間・理想のデザインを作ることができる(良いものは残したい)

検証を重ね「絶対これだけは残さないといけない」という構造だけを吟味して今までの既成概念に縛られないよう理想に近づけていくリノベーションの設計になります。その中で天井裏に眠っていた昔ながらの丸太や和室の欄間、床柱等良いものは住み手の記憶として残していきながらデザインしていきます。

3.快適に住める(住み心地がよくなる)

リノベーションであっても新築同等の断熱遮熱が可能になります。弊社の最低基準である省エネ等級4はリノベーションでも同様の考え方になります。例えば断熱材は発泡ウレタンを使用し、壁は100㎜、屋根は160mmの厚さを確保するなど新築同様の基準でご提案させていただいています。

4.立地条件の良い物件を選べる(新築は住みたいエリアでも物件数に限りがあるため)

好立地であればあるほど土地費用が上がってきますが、希望する好立地に予算をかけて、費用を抑えながら中古物件をリノベーションすれば新築では得ることのできなかった立地条件の良い住まいを手に入れることが可能となります。

5.新築よりも諸費用を抑え節税にもなる

新築時には各種申請諸費用や地盤調査費用などが掛かりますがリノベーションの際には(ある一定の条件をクリアーすれば)不必要になります。また新築時には固定資産税がかかってきますが、築年数を経過した中古物件のリノベーションであれば固定資産税が下がっていてリノベーション後も中古物件時の固定資産税もそのままである場合がほとんどです。以上の様に建築費以外でも予算を抑えられるメリットがあります。

6.資産価値の向上

投資物件としてのリノベーションを行う場合などはリノベーションによって資産価値を高めたり、減少を抑えたりすることが可能となります。建物の資産価値は築年数が経過していくほど価値が下がり約25年で価値が下がり横ばいになっていく現象があります。それらの物件をリノベーションすることによって設備を改善、内部インテリアを新しくすることによって資産価値の下がりにくい物件へ生まれ変わらせて投資物件にすることも可能です。

7.機能性の向上(最新技術や設備導入で)

令和の時代になってからは電気空調を含めた設備機器全体の機能が新しい時代へと移行してきています。AI機能から蓄電節電機能、遠隔機能など30年前では全く想像つかなかった進化とともに私たちの生活が便利になってきています。リノベーションで設備機器の最新機能導入で生活向上は勿論資産価値の向上へとつなげていくことが可能です。

8.耐震性・断熱性の向上

時代とともに断熱性能や自然環境、推進法律など様々な視点から45年前とは変わりつつあります。1980年の省エネルギー基準(旧省エネルギー基準)と1999年の省エネルギー基準全面改正(次世代省エネルギー基準)では断熱材(グラスウールとして)の厚みが天井で≒7.7倍、壁で≒5.2倍、そしてガラスはシングルガラスから複層ガラスへと大きく変更されてきています。風景のある家.LLCでは新築同様リノベーションでも省エネ等級4(次世代省エネ基準)に該当する建築物相当の断熱性を推進しています。これは住宅使用年数100年を目指し、リノベーションの際にスケルトン状態にして耐震性や断熱性能を向上させることができるためです。

9.新築より工期が短い

「新築よりも低価格」に記載しているように構造部分や外部周りの工期分が短縮されます。工期短縮は住宅ローンのつなぎ金利や仮住まい費用の圧縮など様々なメリットを生みます。

リノベーションにかかる費用

夢を叶えるにはお金が必要です。リノベーションにいくらかかるのか?
リノベーションに必要な4種類の費用についてお話します。

1. 物件購入費(中古物件を購入する場合)

物件の状態によって、税金の軽減措置の有無などがあります。
諸費用の内訳は以下で、目安は物件購入費の15~20%です。

  • 仲介手数料(物件購入費×3% + 6万円 + 消費税)
  • 登録免許税(物件によって異なる)
  • 司法書士報酬(10〜15万円程度)
  • 日割清算金(固定資産税や管理費)
  • 契約書印紙代
  • ローン借入料(保険料や手数料)

2. リノベーション費用

施工費は仕様や規模によって大きく変わってきますが、風景のある家では500万~6000万と幅広くオファーを頂いています。
リノベーション設計費の目安は施工費の8%〜15%(下限200万)となっています。

3. 居住後にかかる費用

マンションの場合は月々修繕積立金と管理費がかかります。(戸建住宅でも将来修繕費は必要になります。)
税金の内訳は以下です。

  • 固定資産税(物件による)
  • 不動産取得税(一定要件を満たせば軽減あり)

4. その他費用

現在お住まいの家をリノベーションする場合、内容によっては仮住まいが必要になります。

新築とリノベーションの費用比較

新築とリノベーションを比べた時に、費用面でどのような違いが出てくるでしょうか?
結論としては、地域や広さが同じであれば、新築よりもリノベーションの方が安い金額で理想を実現することが可能であるといえます。現在ではリノベーション費もローンに含めることが出来るようになっています。

岡山土地小売価格1000万円圏内、建物30坪での費用比較
ローン金額の比較

リノベーションはこんな人におすすめ

リノベーションは「新築では得ることのできない想いを実現したい」人におすすめです。

  • 月々返済額を家賃以下に抑えたい
  • 小さく仕切られたマンションを広々と使っていきたい
  • 古くなったハウスメーカーの建物を理想の間取りにしたい
  • 登記費用や固定資産税等諸費用を低く抑えたい
  • 不動産屋で中古物件を購入しようか迷っている
  • 土地購入費用分を建物にまわして理想の住まいにしたい
  • 二世帯にして思い入れのある家を引き継ぎたい
  • 思い入れのある建物を引き継いでいきたい
  • デザイン住宅に興味がある方

費用面の問題だけでなく、住む人の想いも大切に考えるのが「風景のある家」のリノベーションです。

リノベーションに関するよくある質問

はい。条件によっていくつかの補助金があります。詳しくは「リノベーション補助金一覧2024」をご覧ください。

弊社ではリノベーションしても耐震性が低くなるような設計はいたしません。弊社ではスケルトン状態にしてから柱、筋交い等構造材を図面に書き起こして壁量計算を行い、不足している部分には補強を施すことを標準としています。
もし耐震強度を更に上げたい場合は別途ご相談ください。

リノベーションで既存構造を踏まえて間取りを変更することは可能です。
通常、間取りを変更しないで痛んだ箇所を補修するのがリフォーム、間取りを変えていくことがリノベーションとお考え下さい。

可能です。リフォーム会社だけでなく、弊社のようにリノベーションを得意としている建築家や設計事務所も多く存在しますのでご気軽にご相談ください。

規模によって異なりますがフルリノベーションで≒3か月間の設計期間と≒3か月~7か月間の工事期間をいただきます。

ご相談いただきましたらまず初めに現地視察をさせていただきます。その後ご希望ヒアリング→プラン提案→総工事費の資金計画→実施設計→概算見積→実施設計→最終見積→工事という流れになります。

各地域各用途によりますが建築基準法的に問題なければ増築は可能です。

一般的には20年~30年が目安といわれていますが、ライフスタイルの変化によって決めることがよいと考えます。
例えば、新築時にお子さんが3歳と5歳で、結婚などで独立するのが30歳であれば、築25年でリノベーションし、使わなくなった個室(子供部屋など)を有効利用することが考えられます。築年数が古くなるほど工事費は高くなる傾向があるので、その点も考慮する必要があります。

可能です。但し適用要件がありますので別途ご相談ください。

弊社では新築とリノベーションに関わらずに断熱等級4を標準としています。ご希望の断熱等級があれば別途ご相談ください。

工事の規模にもよりますが、弊社の場合、基本的には仮住まいをお願いしています。騒音やほこりなどが気になり、精神的な負担が双方にかかることを防止するためです。ただし、部分的な工事(キッチンの取り替え、浴室の改装など)の場合は、住みながら工事をさせていただいています。

岡山でリノベーションするなら風景のある家

岡山県でリノベーションをご検討されている方は、弊社「風景のある家」にご相談ください
費用を安く抑えられるだけでなく、暮らし、住み方をデザインしたリノベーションが可能です。
30年、50年、100年と変わりゆく風景と共に、世代が移り変わっても間取りを変化させながら住み継がれ、家族の記憶を受け継ぐことのできる住宅を提供します。

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