原風景を写す家
狭小地に建つ木造3階建ての住宅です。一階はインナーガレージに和室と水回り、二階は寝室とLDK、3階は書斎と個室の構成となっています。キッチンは奥様の家事動線を大切にレイアウトをして設計していますが、食事の用意から食器の片付けなど個々が自分たちで行えるように希望していました。書斎からは住み慣れた街並みの屋根波風景が望める様に。この景色からは生まれ育った住み手の記憶が存在します。

■岡山県/木造3階建て
□地域/岡山県岡山市
□構造/木造・3階建て
□敷地面積/100.22㎡
□延べ床面積/158.15㎡
原風景を調べると・・・
人がある程度の年齢に至ったときに最も古く印象に残っている風景やイメージがある。原風景とは、人の心の奥にある原初の風景。懐かしさの感情を伴うことが多い。また実在する風景であるよりは、心象風景である場合もある。個人のものの考え方や感じ方に大きな影響を及ぼすことがある。とある。
「子供の頃は駅の向こうは全部田んぼだったのにね」クライアント様が現地で言葉にした一言が印象的でした。生まれ育った場所から離れて、また戻る。そして、息子さんが新たな風景を引き継ぐ。。。時代は変われど、その時代の原風景を引き継いでいけることは素敵な事だと思います。

Report原風景を写す家
ドイツベルリンが本社
世界18か国で展開しドイツベルリン本社の海外メディアhomify。
homify JAPANより
https://www.homify.jp/ideabooks/827449
homify UKより
https://www.homify.co.uk/ideabooks/912000/the-surprising-little-white-house
homify EGより
https://www.homify.com.eg/ideabooks/834968
各国からご紹介頂きました。。。
昨日は毎日放送TV局よりオフォーを頂いたり
周りの動きが奇妙で不思議・・・???
それならば、しばらく楽しみながら精進につきる
「Journal du Design」というフランスのデザインウェーブサイトがあるらしい・・・。
行ったことも見たこともない異国
無縁なフランスで私たちの建築が取り上げられる事を知ると奇妙な感覚でにわかに嬉しい
しかし、なんて書いてあるのか・・・語学が乏しい事を痛感する。。。
「ボンジュ~ル^^肩までじゃぽ~ん♪」こんな響きなのか?
・・・今日からフランスが好きになった
http://www.journal-du-design.fr/architecture/maison-a-okayama-au-japon-par-huukei-design-75955/
作品展では多くの来場者に訪問していただきました。
これから家つくりをするご家族には何か一つだけでもヒントを持って帰っていただければと思っています。
私たち「風景のある家」では、家つくりに携わらせていただく度に何か一つだけ新しいことにチャレンジしていくようにしています。
6年前のお客さんが来てくれました。ほんと久しぶりで、久しぶり過ぎて何を話したらいいのかわからなかったくらいですが、すごく嬉しかったです。
「風景のある家」が考える作品展の原点は「みんなが集れる場所を定期的に創っていく」です。
原風景を写す家はこれから時間が経つにつれて表情を変えていきます。
綺麗な木部が黒くくすんできます。暖色のタイルが輝きを失っていきます。
全体がしっとり落ち着いた色合いになったとき完成かもしれません。
会場をご提供していただいたクライアントご家族さま
入居前の大切な建物を貸していただきありがとうございました。
第10回風景のある家完成住宅作品展のご案内です。
■開催日 11月7日(土)~8日(日)【予約不要】
■開催時間 10:00~17:00
■開催場所 岡山市南区妹尾171-2
■構造 木造3階建て
■面積 敷地100.22㎡(30坪)/延床134.96㎡(40.8坪)
■仕様 インナーガレージ、オリジナルキッチン他
■お問合先 風景のある家 河島康 080-2942-5000
敷地は妹尾駅の南隣側100坪の敷地となり、ご主人が少年期を過ごされたご実家の建替えとなっています。クライアント様とお会いしてお話をお聞きした時、私が感じたままを形にしました。いつも明るく雰囲気の良いご家族はどこか少年のような心の持ち主だと思いました。スティックとハットを着飾ったクライアント様が玄関扉を開けて出てくる様が絵になるようなそんな大人の家にしたいな。と思い描いて設計してみました。外観は濃いめの灰色にして、北欧をインスパイアしたラフ仕上の煉瓦タイルと板張りを一部ほどこして味の出る仕上げとしています。一階はインナーガレージと和室、二階は主寝室とLDKとしてキッチンはダイニングテーブルと一体化させたオリジナルキッチンとしています。三階は個室2部屋とウォークインクローゼットを設け明るく心地よい空間へと仕上げています。東西南北それぞれに設けた窓からは様々な風景を見ることが出来ます。南の窓からは妹尾駅を通るアンパンマン列車。東の窓からは昔ながらの瓦屋根の山々。西側の窓からは眺めの良い妹尾の街。「原風景を写す家」作品展にご来場いただいた際には、30坪の敷地でもこんな豊かな暮らしが出来るんだなと感じていただければと思います。お誘い合わせの上ご来場ください。
プランを終えて、実施を終えて、最後に感覚を研ぎ澄ませることは、壁を切り抜く行為。
窓というより切り抜き方。。。
プロポーションを整えながら、黄金比を使いながら、最後は自分の感覚で微調整していく。
そうして出来た切り抜きは感動するものがあります。
「原風景を写す家」も、もちろんその一つ。
平面と断面と立面を繰り返し書き直してきた甲斐がありました。
現場の養生シートがチラリめくれた瞬間、嬉しいかった瞬間でした。
木造3階建て。私にとっても特別な想いのある家です。
変わる事と変わらない事があります。
意識的に変わろうとする自分がいて、でもなかなか変われなくて、もがいている自分が居ます。でも意識とは裏腹に変わってしまうこともあります。建物を建築するということは少なからず「変わる事と変わらない事」の両方が存在しています。10月(1024)と11月(原風景を写す家)の作品展はどちらも建て替えとなります。見慣れた風景は変わらないけど見え方1つで変わってくるはずです。クライアントさんにしか解らない「変わる事と変わらない事」を会場で探してみてください。そんな作品展の楽しみ方も乙なものかな・・・と最近感じている今日この頃です。
良い感じの現場打合せ。
現場で完成形を想いうかべる。
自然な流れで壁色まで決まる。
現場で完成形を想いうかべる。
造作のディティールまで決まる。
ブルーシートで覆われ日が暮れた現場では
灯光器で図面を照らして打合せ。
なんとなく20年前ドラフターの前で設計ディスカッションをしていた時の雰囲気に似ている。
しかしこの監督さん、物創りが楽しくて好きなんだろうな・・・。
言葉の節々に、会話の間合いに、かもしだすふ雰囲気にそう感じさせる何かを感じさせました。。。
良い感じ良い感じ。
木造3階建ての棟上げも無事終了し 周辺にひときわ存在感のあるボリュームが表れた。 ブルーシートに覆われた現場に忍び込むと カタンコトン、カタンコトン・・・ 電車の音がどこか懐かしく感じた。。。 なんとなく昭和の匂いがするこの町に 落着いた大人の建物が馴染んでいく事を願います。
大人の建物に仕上げたい。
今風ではない、時代に左右されない雰囲気に仕上げたい。
白髪の老夫婦が素敵なハットとスティックを持って建物から出かけていく姿が様になるような建物に仕上げたい。
そんな自分勝手な想いを抱いて仕上げが決まっていきます。。。
いつまでも同じ状態を保てないのが新築建物。
哀しいことに建物というのは滅びていきます。
でも古美ていけば嬉し事です。
住み慣れた場所に新しい町の風景が生まれて、
美しく年を重ねていける建物になることを願います。
お母さん一番の希望、キッチンが決まりつつあって嬉しそう。
後は食洗機を国産かガゲナウか・・・。
今、男性が2人食べた後は強制的に食洗機へ指導中。らしい。。。
耳が痛い・・・。
その後、食器を入れ直すのよ!とお母さん。
そんな話を聞きながら「早くこの話がおわってくれないかなー・・・」と心の声が聞こえてきます。
なんとも、ほのぼのとしたご家族。
本契約も終わり、さっそく着工します。
秋完成をめざして。。。
よろしくお願いします。
3月吉日木造3階建ての地鎮祭
人々の夢を発見すること そこから空間が生まれ出る。
結局は単純素朴で質がよく
飽きがこない最小限の設備や空間を整えること。
その上で その最小限を使いこなしての工夫の中に
楽しさやその家庭の個性が出てくるものと心得るべし。
カタンコトンカタンコトン
初夏には木組みを叩く音が
そして秋には列車の音とまな板を叩く音が・・・
本日はおめでとうございました。
生まれ育った棲家の解体が終わり
春着工に向けて準備が進みます。。。
測量士さん、現場監督さん、営業さん
雨の中皆集って事前打ち合わせ中。
木造3階建て
落着いた趣のある住いになれば良いなと、
思っています。
「木は軸組、人は心組」
これ良い建物を創る心髄なり。。。
一つ一つ部屋を創っていきます。
一つ一つ描いていきます。
平面からは想像できない空間を創る職人として
一つ一つ常に丁寧に考えながら。。。
生まれ育った場所は時間と共に美化していく。
でもそれ以上の風景を創れたら素晴らしい。
「建築」という行為でそんなことができるか?
でも、できると素晴らしい。
小刻みに区切られた部屋、急な階段・・・
生まれ育った場所と照らし合わせて
蘇る原風景を創りだします。
原風景を調べると・・・
人がある程度の年齢に至ったときに最も古く印象に残っている風景やイメージがある。原風景とは、人の心の奥にある原初の風景。懐かしさの感情を伴うことが多い。また実在する風景であるよりは、心象風景である場合もある。個人のものの考え方や感じ方に大きな影響を及ぼすことがある。とある。
「子供の頃は駅の向こうは全部田んぼだったのにね」クライアント様が現地で言葉にした一言が印象的でした。生まれ育った場所から離れて、また戻る。そして、息子さんが新たな風景を引き継ぐ。。。時代は変われど、その時代の原風景を引き継いでいけることは素敵な事だと思います。新たなPROJECT「原風景を写す家」のスタートです。
注文住宅を検討中の方へ
風景のある家が手掛ける注文住宅は、変わりゆく風景と共に次世代へ住み継がれていく住まい創りの設計です。お客様の潜在的な要望を読み取り、他社にはないアイデアで、その場所、ライフスタイルに合う住宅を設計しています。