みなも
コンクリートの中庭に数ミリの薄い水盤が作れる様になっています。この水盤には空が映し込まれて幻想的な広がり感が生まれる事や、雨跡の水滴が水盤に落ち波紋が生まれる事を想定して作られました。水面には様々なここだけの風景が存在する外断熱コンクリート住宅の設計です。

■岡山/RCコンクリート住宅/注文住宅/外断熱
□地域/岡山県赤磐市
□構造/RCコンクリート造・1階建て
□仕様/外断熱
□敷地面積/246.13㎡
□延べ床面積/98.91㎡
薄く水を引くと光が反射して大理石のような光沢が出る。
風がなびくと水面が揺らいでさざ波が生まれる。
水滴が落ちると波紋が時間を造る。。。
プロ級の腕をもつクライアントさんがカメラのファインダーを覗いて
どんな写真が出来上がるのか楽しみです。
「写真は撮る人の心を写しだしますからね。同じ場所でとっても全く違いますよ。」
凄く印象的な一言。
私達、暮らしを創る業種も全く一緒。同じ場所でも建築家によって全く違うプランが生まれる。おおよそ間違いなく生み手の心を写しだしているんだろう思います。
日々心を磨かなくては。。。

Reportみなも
シンガポール、アラビア、フランス、ドイツで5作品紹介されました。
シンプルでバランスのとれた外観。
そこから想像する内部への期待感が取り上げられている理由のようです。
確かにそう言われると、弊社設計の建物は共通して外壁に窓が少なくて、プライバシー重視型になっています。
なるほど!
https://www.homify.sg/ideabooks/1433838/10-perfectly-simple-homes-you-ll-wish-were-yours
https://www.homify.fr/livres_idees/1410637/tout-pour-une-entree-reussie
https://www.homify.de/ideenbuecher/1305680/20-highlights-fuer-den-perfekten-eingangsbereich
アメリカと韓国メディアに掲載されました。
どちらもミニマムな空間で共通点があります。
「コンクリート打ちっ放し」と
「品合板張りっ放し」です。
https://www.homify.com/ideabooks/934318/stark-simplicity-in-a-modern-japanese-home
https://www.homify.co.kr/ideabooks/918475
両作品とも中庭を設けて
独自の風景を作り上げることに成功しています。
現代建築で最も身近に手に入る材料を使って
素材の持つ魅力を最大限に引き出すこと。
周囲の風景から独自の小宇宙を創り出すこと。
ある法則に従って素材と色彩を絞り込むことによる付加の存在。
などなど・・・。
多方で掲載されている自分たちの建築を見ることによって
改めて考える有難い機会を頂いています。
Houzzからは大空を切り取っているキャンパスとして
「景色切り取る家」が紹介されています。
http://www.houzz.jp/photos/53116351
ドイツベルリンに本社があり
世界18か国で展開するfomifyという海外メディア。
その中のTHAILANDで「革工房の音色」が掲載されました。
https://www.homify.co.th/ideabooks/901155
更にhomify japanでは「みなも」が掲載されました。
https://www.homify.jp/ideabooks/847897
同じくhomify japanで「笑顔とsky-line」も掲載。
https://www.homify.jp/ideabooks/838042
そして「革工房の音色」は
homify japan今週のベストアイディアブックNO1として紹介。
https://www.homify.jp/ideabooks/908329/5-6-26
知らない誰かが作品を分析してくれている。
それぞれの記事を読むとなるほど!と感じるよな不思議な感覚。
新しい感覚。。。
先日のフランスに続きドイツ・タイ・日本と
距離=時間が≠に変わってきている。
クライアントさん・職人さんに迷惑をかけながらも、自分たちなりに一生懸命考えてきたヒト物件ヒト物件が公の場で評価される事はやはり嬉しい。
外壁は断熱、内壁はコンクリート打放し。
「ロの字」型プランで小宇宙を創りだすことができました。
worksに完成写真UPしています。
是非、動画と一緒にご覧ください。
https://www.youtube.com/watch?v=1sOeFrxpZFk
風景のある家 河島康
超えられないものがあります。
それは「時間」
木造であってもRCであっても
時代を重ねても色あせない普遍性を求めたいと思います。
「奇」を狙わない普遍な形。
出来るだけスケルトンに、
そして可能性を込めた設計を。
次世代へ受け継がれていく住いが完成しました。
コンクリート外断熱のシンプルな建築
そろそろ終止符が打たれようとしています。
私たち設計は生みの親
現場は育ての親
嬉しいような淋しいような・・・。
入居するときには
クライアントさんの新しい家族が増え
楽しい生活が始まります。
「なかにわ」に薄く水を張り、風景を映し出す建築を目指していた。。。
なんか…しばらくは、赤ちゃんの水浴び場になりそう・・・(汗)
水面に映し出される色々な風景。
コンクリートの額縁に縁どられた風景。
作り手達の風景。
久しぶりに出会う人たちの風景。
この囲まれた空間は皆の宝物箱です。
コンクリートの世界に魅かれる理由としては
モノクロームの世界が存在するからであろう。
色が消えた分だけメッセージがある。
この「みなも」もその一つ。
・・・
クライアントと想い描いてきた空間が形になった瞬間に立ち会える喜びがある。
1/100スケールから1/50スケールでおのおの勝手な想像を繰り返して、自分だけの空間を創り上げている。
1/1スケールになって共通の場が成立するが、見る視点は違う。。。
間違いなくクライアントも現場に忍び込んで自分だけのフィルターを探している事だろう。
切取られる風景やそこに現れる飛行機雲。
影が創りだす境界。
光が差し込む時間軸。
コンクリートという現代でもっともありふれた材料が生み出すシーンはとても魅力的である。
でもそれをフィルターに納めるのは難しい…と感じた今日この頃でした。。。
脱型をワクワクドキドキしながら現場へ行ってみると…。
ピッカピカツルッツルまるで宝石箱やー。
と叫びたくなるようなコンクリートの柔肌。
現代のもっともありふれた材料がコンクリート。
ただの砂とセメントと水…。
創る過程は昔ながら何の進歩もない原始的な竹と木槌…。
精神論はありふれた言葉「努力」だけ…。
そんなコンクリートは周りの風景を映し出す位のまるで大理石の様に輝きを放っていました。
最近はコンクリートを固くも柔らかくも表現できるコツが掴めてきた。
・・・ような気がする。。。
待ちにまったコンクリート打ち。
小さな職人さんも木槌で綺麗な打放しが出来るように頑張ってくれました。
昔ながらの打設方法。。。
竹と木槌で打設していく「風景のある家」ならではの光景です。
施工している時から風景を感じとれる、そんな現場も楽しみの一つになってきました。
平屋外断熱のコンクリート打放しは初夏完成目指して形創っていきます。
コンクリート打放しの「みなも」
雨の中、鉄筋工事が始まり段々とシルエットが表れてきました。
周りは住宅街。
鉄筋のフォルムを目で追いながら
切取られる空の風景を想像しながら現場をウロウロと・・・。
平面で考えてきたプランが立ち上がるとやっぱり嬉しい。。。
「あーここ苦労したなー」
「この部分エスキス繰り返したなー」
・・・しばし想いにふけっている時間もつかの間
我に返って、綺麗なコンクリートを打たなければ・・・。
さぁ、どこからコンクリートを打つか、シュミレートしなければ。。。
コンクリート外断熱&平屋&暖炉&窓無住宅の配筋検査です。
ほぼ敷地いっぱいに敷き詰められた鉄筋・・・
いよいよこれから壁の建込が始まります。
「みなも」はがらんどうです。
光の表情をとらえた積極的ながらんどうです。
私の自邸もがらんどうです。
建物を設計してはいけない。。。
設計すればするほど悪くなる。
一歩手前で止める業。
いつもそれで苦しんでいます。。。
みなもは一歩半手前で止める事が出来ました。
365日100年間全て異なった表情を見ることのできる器となります。
暮しの中で見つけることの楽しさを見つけることができる空間となります。
平屋のコンクリート打放し住宅
「みなも」
ミニマムな建物に水盤を創ってみる
施工前の繰り返す打合せで
一つ一つ納まりを確認していきます。
現代においては、コンクリートは一番ありふれた材料かもしれません。
そして、一番作り手によって表情が変わる難しく、且つ正直な素材だと思います。
だからこそ失敗や成功という言葉は存在しないと思う。
でも、恥じないようにしたいから士気を高めていきます。
それが、私が導いた答えです。
この夏完成に向けてそろそろ動き出す気配です。。。
地鎮祭おめでとうございます。
永い月日家つくり進めていたクライアント様
出会いは運か必然かなのか。
出会いを引付ける強い想いからか。
自然な流れで、この日を迎えれたことに感謝しています。
小宇宙を創りだす水盤に光が差し込む日が楽しみです。
本日ご用意させていただいた奉献酒は
「家宝伝承酒赤磐セブン」
いつもは家つくりに沿ったコンセプトで選ぶ奉献酒。
良いなと思った隣に並んでいたこのお酒
なんとなく気になって自分が味わってみたい。ただそれだけで
選んでしまいました・・・。自分が飲むわけでもないのに(涙)
ソムリエ失格!
ご家族でご賞味いただき、どんなお味だったか是非聞かせ下さいね。
本日はおめでとうございました。
完全に外部環境と切り離された小宇宙は新しい風景で且つ懐かしい風景を生み出す予定となる。光の乱反射や夜月が写しだす灯り。風が導くさざ波・・・伝々
エスキスしながら沢山のロマンを想像しながらペンを走らせるとついつい贅沢な創造者になってしまう。世の中に夢を見ることを失ってしまった時こそ、夢を詰め込むこの時間を大切にそして贅沢に使っていってもいいかな。。。風景が手掛ける全ての住宅に溢れるくらい沢山の夢を!
薄く水を引くと光が反射して大理石のような光沢が出る。
風がなびくと水面が揺らいでさざ波が生まれる。
水滴が落ちると波紋が時間を造る。。。
プロ級の腕をもつクライアントさんがカメラのファインダーを覗いて
どんな写真が出来上がるのか楽しみです。
「写真は撮る人の心を写しだしますからね。同じ場所でとっても全く違いますよ。」
凄く印象的な一言。
私達、暮らしを創る業種も全く一緒。同じ場所でも建築家によって全く違うプランが生まれる。おおよそ間違いなく生み手の心を写しだしているんだろう思います。
日々心を磨かなくては。。。
一年後の完成を目指していざ出発!
注文住宅を検討中の方へ
風景のある家が手掛ける注文住宅は、変わりゆく風景と共に次世代へ住み継がれていく住まい創りの設計です。お客様の潜在的な要望を読み取り、他社にはないアイデアで、その場所、ライフスタイルに合う住宅を設計しています。