COMPLETED BY 3/ 2017

■岡山/鉄骨造/2階建

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自己の側に属する場を形成するために「境界」が存在する。その手法として、仕切りや標などを用いてきた。自己側以外が外部となる。壁(外壁)を建ててカオスを拒絶したり内外で整理をする。
しかし、日本は外部との関連性を完全に断ち切ることができず、自然環境の中曖昧な内と外の境界が生まれてきた。
「塀」もその一つである。
もう少し曖昧さを必要として、そして楽しむならば塀を地面から離して宙に浮かしてしまえ。
もっともっと曖昧な境界をもともっと楽しく。そしてもっともっと意味あるものへ。。。
そこで生まれる「場」はカオスを拒絶して整理するものではなく、受け入れて整理する場となる。
そして、縁側のような境界線上の中間領域の場となり、自然と意味性を一番感じれる場所となるだろう。
建物よ!浮いてしまえ!!

 

「革工房の音色」が紹介されました。
https://www.homify.jp/ideabooks/2045696/%E3%82%B7%E3%83%B3%E3%83%97%E3%83%AB%E3%81%A0%E3%81%91%E3%81%98%E3%82%83%E3%81%AA%E3%81%84%EF%BC%81%E5%80%8B%E6%80%A7%E3%82%92%E6%8C%81%E3%81%A4%E9%A3%BD%E3%81%8D%E3%81%95%E3%81%9B%E3%81%AA%E3%81%84%E3%82%B7%E3%83%B3%E3%83%97%E3%83%AB%E3%81%AA%E5%AE%B65%E8%BB%92

 

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広大な敷地の一角に来春君臨する建物。
全長40mになる壁を浮かして様々な仕掛けを施している。。。
40mの壁を本体から切り離してスクリーン壁として存在させている。
間からの光と影。
内部空間の広がりを演出。
風の通り道。
路地裏空間としての趣。
そして、3つの中庭の存在を確保できた。
自然な創りの中庭。
光だけが存在する光庭。
和の坪庭。

このような様々な要素を組み合わせて
大胆にそしてミニマムに
「風景」を創りだしていく事が私に課せられた最大の仕事。

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