西日本豪雨 復興リフォーム

2018年7月台風7号と梅雨前線の影響で大きな災害を被った。真備町は建物の二階まで浸かり想像を絶した事がまだ記憶に近い。そんな一軒家のリノベーションとなります。ここで提案した事は発泡ウレタンの断熱材にして、仕上げをべニアで統一。この家はお客様参加型のDIYリノベーションになります。

西日本豪雨で2階まで浸かってしまいました。ここはOBお客様のご実家です。ご年金暮らしのご両親は今まで生活してきた真備に帰って来たいらしい。建て替えた方がいいのか、リフォームしてまた使えるのか?どうしたらいいか解らなく途方に暮れていました。「風景さんに相談しようかどうか迷っていたの」なかなか一歩前に踏み込めないし、設計事務所に声をかけていいものなのかさえも判断付かなかったのでしょう。OB様からのそんな声を聞いたのが始まりです。初めて立ち入る真備の地。そして築40年の某ハウスメーカーの建物。初めは戸惑いながらも「あ!大丈夫ですよ!」と発声したものの、大丈夫だという確信というか、ハウスメーカーさん独自の構造と創り方だったので感覚が掴めなくて全国の建築家仲間何人かに相談してまわりました。並行して大工さんの予定を確保してもらいながらの見積もり。「なんとか支援金の範囲で工事をおさめよう。」これが一番の課題でした。しかも、設計事務所、風景のある家ならではの喜んでいただけるような元気の出るような仕様にしよう。。。そんな思いからスタートした真備のリフォームは今までより暖かくそしてインテリアも一新したお客様参加型のDIY超リフォームへと進化していきました。
小さな設計事務所でも小さな設計事務所だからこそできた今回の超リフォーム。西日本豪雨少しでも足跡を残していきたいと思います。

Report西日本豪雨 復興リフォーム

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先日は二日間の見学会。

お父さんもお母さんも来てくれてご家族皆庭先でバーベキューをしました。
入居は心配な梅雨が終わってからとのこと。
綺麗になったご実家を見て嬉しそうなお父さんとお母さん。。。
「河島さん~家具とかどう置いたらいいかな??」とお母さんの一言。なんかほっこりしてて良かった!

住まい=家=住宅はどんどん手を入れていくものだと常々考えます。
男なら好きな車をカスタムするかのように、住まいも楽しみながら自分流にしていくのが本来の家つくりだと思っています。
車のカスタムはある年月をかけてコツコツ完成形に近づけれたら、必ずと言っていいほどオリジナルに戻したくなるものです。家も一緒で手を加えても最後は初めの形に戻るんじゃないかな・・・。
違うのは家族の成長があるので、その時その時で手を加えて楽しんで模様変えしていくことは皆の記憶に残ります。

真備の家も少しずつお父さんお母さん色に仕上げていってくれれば成功です。

一年に一回手を入れる。次は何をしようかな?と考える楽しみもおつなものです。

真備の家
家族の絆がより一層深まりましたとのメッセージ。
とても素敵な家つくりでした。

すっごく見違えるほどに良くなりました。
7月9日の西日本豪雨から約8か月
床上床下浸水約35000戸
真備も日に日に解体工事が進んでいる光景を目にします。それでも、少しずつ復興を目指しながら自宅を直している姿も見えるようになりました。
今回手掛けさせていただいたこのリフォームも例外ではありません。。。
とても良い雰囲気に仕上がって嬉しくなっている自分がいる反面、お父さんお母さんは完成しても未だ引っ越しはしない。という。。。
・・・いや出来ない。と言った方が正確かもしれません。
6月に梅雨の季節がやってきます。
「雨」・・・そうです。8か月前の豪雨によってすべて流された方にとっては、梅雨という雨の季節が怖いとの事でした。
梅雨明けまではカーテンや家具、家電など少しずつ買い揃えてゆっくりと引っ越ししましょう。
そのころには玄関先の金木犀が花を咲かせる時期です。

このお住まいを3月2日と3日に真備でリフォームの見学会をさせていただきます。
この見学会はこれからリフォーム、リノベーション、建て替えを考えている一般のお客様はもちろんですが、
被害にあって、まだまだどうしたらいいのか解らない被害者の方やリフォームを諦めている方、頼りどころのない被害者の方に是非見ていただきたい見学会です。
勿論、当社がお仕事に繋がらなくてもいいと思います。同業者の方も是非ご覧ください。設計事務所のノウハウを他社様で参考にしていただければOKです。

見て、話して、聞いて、触れて何か次に繋がる切っ掛けが見つかれば幸いです。

築40年某ハウスメーカー様の建物
断熱を発泡ウレタンに葺き替え
構造をより強化して
ユニットバスやキッチンを入れ替えて
全てに無垢の床材を使用して
明るくて温かい住まいに生れ変りました。
「ただ安くする」だけでなくて雰囲気も大切にコーディネートしています。
玄関が鬼門の位置に、火元が裏鬼門になっていました。火元の位置を動かして、願掛けの願いも込めて風水的に吉を呼び込むように角柱を黄色に塗装しました。

是非ご来場ください。
そして、もし身近で困っている方が居ればこの見学会をご案内してあげてください。
どうぞよろしくお願いいたします。

風景のある家.LLC 主宰 河島康

■開催月日:2019年3月2日+3日 10:00~17:00(予約不要)
■開催場所:倉敷市真備町箭田1146-7
■お問合せ先:innfo@huukei-design.com又は080-2942-5000河島まで
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西日本豪雨で2階まで浸かってしまいました。ここはOBお客様のご実家です。ご年金暮らしのご両親は今まで生活してきた真備に帰って来たいらしい。でも建て替えた方がいいのか、リフォームしてまた使えるのか?どうしたらいいか解らなく途方に暮れていました。「風景さんに相談しようかどうか迷っていたの」なかなか一歩前に踏み込めないし、設計事務所に声をかけていいものなのかさえも判断付かなかったのでしょう。OB様からのそんな声を聞いたのが始まりです。初めて立ち入る真備の地。そして築40年の某ハウスメーカーの建物。初めは戸惑いながらも「あ!大丈夫ですよ!」と発声したものの、大丈夫だという確信というか、ハウスメーカーさん独自の構造と創り方だったので感覚が掴めなくて全国の建築家仲間何人かに相談してまわりました。並行して大工さんの予定を確保してもらいながらの見積もり。「なんとか支援金の範囲で工事をおさめよう。」これが一番の課題でした。しかも、設計事務所風景のある家ならではの、喜んでいただけるような元気の出るような仕様にしよう。。。そんな思いからスタートした真備のリフォームは今までより暖かくそしてインテリアも一新したお客様参加型のDIY超リフォームへと進化していきました。
小さな設計事務所でも小さな設計事務所だからこそできた今回の超リフォーム。西日本豪雨少しでも足跡を残していきたいと思います。

 

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