引継ぐ想いの家

ご実家の二階を改装して二世帯住宅にしたリノベーション物件です。ほとんど使われていない二階を若夫婦4人家族が住めるようにLDKと個室を追加して広いバルコニーの一部を増築しました。お父さんの代で創ったこの家は昔建築専門誌に掲載された名建築。それをより永くみんなで住み続けれるようにと思いを込めてを引き継ぎました。

COMPLETED BY 6/2015
■岡山/コンクリート/リノベーション

想いは受け継がれる
昭和44年3月に建てられたコンクリート住宅
建築専門誌にも紹介された建物のリノベーションPROJECT
当時と全く同じコンセプトで新たに生まれ変わる

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Report引継ぐ想いの家

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今年お歳暮を創ってみました。
小さくて簡単なものですが
OBのお客様に手渡しでお届けに行けたらと思って・・・。
なにか切っ掛けを作らないとお伺いすることが出来ないので、少々強引ですが風景珈琲を作りました。始めたのは良いのですが、これがなかなか大変で…行ったり来たり。
そんな中、
笑顔で受け取ってくれて
打合せ中はお腹の中にいた赤ちゃんとお会いできたり
近況の写真を送ってくれたり
夕飯時忙しいのに中に入れてくれたり
ご家族全員外まで出てきてくれたり
ご丁寧にメッセージやLINEを頂いたり
お電話を頂いたり
・・・
大変な代わりに嬉しいですね。
ちょっと自慢したくなるくらい嬉しいです。
まだまだ半分以上お伺いしないといけないのですが
夕飯時の時間帯で申し訳ないのですが
お邪魔させていただきます^^

皆様寒い季節ですがお体に気を付けていただき
年末お過ごしください。

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1年経ちました!お元気ですか?
から始まり、ご家族の近況や家を楽しんでいる様子など「引継ぐ想いの家」のクライアントさんからメールを頂きました。嬉しいものですね。設計事務所は完成してしまうと何か理由をつけないとなかなかお伺いしにくいものです。。。そこを気軽にピンポーン♪すればいいのでしょうけども・・・。気を使いすぎなのでしょうか^^;でもこんな楽しそうなメールを頂けると元気が出ます。最近は20年前くらいからのOBお客さんからもご相談を頂いたり、5.6年前のOBさんからピアノを置く位置の相談の電話を頂いたり、それだけで嬉しくなります。

いつの間にかピザ窯まで出来て(驚)
よしよし!いい感じに暮らしていただいているようですね。
ありがとうございます。

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昭和44年まだ私が生まれていない時に建築されたRC住宅のリノベーション。
世代を超えて生まれ変わりました。
そして、工事中素敵な事がありました。
それは、お子さんの小学校の夏休みの自由研究。
題して「けんちく新聞」
工事にかかわった職人さんにアンケートを書いてもらって新聞を作るということです。
「引き継ぐ想い」にピタリです。
お子さんが大きくなったとき、このリノベーション風景を又お子さんに語り継いでいってくれること間違いなさそうです。
その時、このレポートを読んでくれるように私たちも頑張っていきたいと思います。
昭和44年に建築されたこの住宅は当時建築専門雑誌に紹介された素敵な住宅です。
その当時、設計された先生が雑誌に記載した文面です。

「・・・二世帯の生活がスムーズに融合し、同時にプライバシーの保てる間取りとすること。構造としては鉄筋コンクリート住宅にすることがあげられ、設計の意図も必然的に住みよい間取り、動線の考慮といった内部的平面プランに留意しています。外観は敷地環境の将来の変化を考慮(その時点での調和を意図)して設計されています。」

 

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夏休みも残り数日。どこのご家族も宿題の追い込みのことでしょう。
そろそろ短い夏が終わりを迎えます。。。
今日はクライントさんの子供さんが夏休みの宿題で、職人さんが使う道具を写真撮影。
監督さんもモデルになっています。
ほのぼのとした時間が流れる夕方の現場、心地いいものです。

奥さん曰く「主人は完成するまで現場見ないって言ってました。完成の時はビフォーアフターの音楽流して」とのこと(笑)
「引き継ぐ想いの家」リノベーションもあと一週間。

 

 

 

 

【岡山兵庫福山コンクリートRC住宅設計、岡山兵庫福山設計事務所】

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ピンポーン♪

玄関を開けるとそこは猿の惑星だった・・・。

テラス、庭に面している縁側の半屋外空間
日本の気候から快適に過ごすために生まれた知恵であり
コミュニティーだと思います。

今回のリノベーションの見どころは
軒下に大型サッシュを取り付けて
半屋外空間を内部空間寄りに取り込むことで生まれる
曖昧な場です。
外?廊下?部屋?どちらとも取れる場所は
日本古来の忘れかけている「家」の考え方で、
土間、縁側、通り庭、軒下
どれも時代と共に失われていきつつある半屋外。
新しい形で表現できれば 何かが生まれそうな予感がしています。。。

 

 

 

【岡山注文住宅/岡山兵庫福山RCコンクリート住宅/岡山兵庫設計事務所】

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「ようやくここまで来た。。。」

新築かリノベーションの選択から始まって
二度三度一緒に間取りを創り
予算が納まらなく二度三度・・・。
繰り返し繰り返し
一歩進んでは一歩下がり進めてきた
「引き継ぐ想いの家」

3世代目が住む為のリノベーション

広大な敷地に寝付く凶の場所を綺麗に整えて
新生活の場所が造られようとしている。

今日は解体の現場でアイディア探しの旅・・・。

 

 

 

 

【岡山兵庫注文住宅/岡山兵庫福山RCコンクリート住宅/岡山設計事務所】

IMG_3571 (790x1024)20年前建築を見に
ヴィチェンツァ ラ・ロトンダ・サン.マルコ大聖堂
ヴェローナ カステル.ヴェッキオ美術館・トレヴィゾ ブリオンヴェガ・フィレンツェ大聖堂・・・を見て回った。その中でも修復家カルロススカルパの設計によるカステル.ヴェッキオ美術館は素敵だった。現代で言うリノベーションそのものだった。建物を滅びないように手を加えていく大切さを教えてくれた。。。色んな想いを持って「引継ぐ想いの家」リノベーション着手となります。

 

 

【岡山兵庫注文住宅/岡山兵庫福山RCコンクリート住宅/岡山設計事務所】

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リノベーションの地鎮祭
新築で建てるかリノベーションにするか迷われた選択。
一歩づつ解決していった家相やコスト。
永い時間をかけて形になろうとしています。
本日ご用意させていただいた奉献酒は「桜日和」
桜や桃の花を楽しみながら堪能していただければと思います。
そしてお子さん達が、桜の季節になると「あー地鎮祭したときだなー」と
想い出してもらえたらいいな。と思い選んでみました。
本日はおめでとうございます。

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二世帯住宅のリノベーション
お互いの生活リズムを崩すことなく
お互いの生活スタイルを尊重するように
永い月日を想いうかべ
今の家族の成長を大切にする・・・
そんな葛藤の中進めています
ゆっくりと確実に見直す事。とても大切な事だと思います。

ご家族にとって良い暮らしが見つければ
時間をかける意義があると思っています。

あと一息、いやいやまだまだ頑張っていきましょう!
取り敢えず、クライアント様から頂いた
マッサンのハイボールと美味しい海苔で乾杯

 

 

 

 

【岡山注文住宅/岡山兵庫福山RCコンクリート住宅/岡山兵庫設計事務所】

P1030833 (1024x633)P1030537 (1024x767)P1030834 (1024x768)法定耐用年数
木造22年
重量鉄骨32年
コンクリート47年

車に車検や整備があるように、人に健康診断や治療があるように建物も手を加えて耐用年数を永くしていくことが大切になります。コンクリート住宅「引き継ぐ想いの家」は築45年目にしてリノベーションを決意。法的耐用年数とクライアントの決断が一致している素晴らしいタイミングとなる。リノベーションをして点検しながら全く新しい間取りに成長させて、暮らしやすくそして幸せを呼び込む建物になるように想像しながら造っていきます。
この廊下は、お子さんが走り廻るな(笑)
バレンタインの時はこの場所はチョコまみれ(涙)
休日はこのテラスでバーベキュー(嬉)・・・
法定耐用年数47年がリノベーションすることによって100年、
更に次々世代でも引き継いでいく
・・・そんな家つくりの気持ち大切にしていきたいと願います。

IMG_1899 (1024x762)秋の夕日が照り返す時
クライアントご家族と一緒に和気の由加神社へ「家相」を見てもらうために訪れました。リノベーションなのである程度制限されるけど、大切にしたいことは皆それぞれ。。。否定することなく受け入れてそして、整える事が腕の見せ所。と言い聞かせながら、いざご対面。
・・・怖そう。。。と思いきや、言葉に出してくれた一言が「細かいことは良い。絶対避けれないところだけは言わしてもらう。じゃないと家なんて建たなくなってしまう」その一言にクライアントご家族も安心していただいた様子。大切なのは家相ではなく信じる事。
何を信じるかは皆それぞれ。。。
さー。良い暮らしができるようにもうひと踏ん張りです。

P1030563 (1024x768)P1030551 (1024x799)昭和44年竣工の建築専門雑誌にも紹介された築45年の建物。

当時の専門誌には
「・・・二世帯の生活がスムーズに融合し、同時にプライバシーの保てる間取りとすること。構造としては鉄筋コンクリート住宅にすることがあげられ、設計の意図も必然的に住みよい間取り、動線の考慮といった内部的平面プランに留意しています。外観は敷地環境の将来の変化を考慮(その時点での調和を意図)して設計されています。」と記載されている。

クライアントの曾おじいさんが創った建物を孫にあたるクライアントが想いを引き継いでいく。ご家族の色々な想いを受け取り、よりよく住まう為のリノベーションが始まります。
帰り際、クライアントさんが小さなお子さんたちに、私を紹介してくれたことがくすぐったく嬉しかったです。

「これから家を考えてくれるカワシマさんよ。よろしくおねがいします。」と・・・

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