灯り
倉敷の分譲マンションを購入されご夫婦2人で住む為のリノベーションPROJECT
分譲マンションは箱割が決まっているため北側の部屋はうす暗くなってしまう
リビングと部屋を仕切る壁を曲面ガラスで構成しなおして、日中は住いの奥まで灯が差し込むように
そして夜灯を燈すとリビング側に温かく優しい灯が広がるように計画した
工事範囲を最小限にそして効果を最大限に・・・
■岡山/コンクリート/リノベーション
Report灯り
素敵なご夫婦の楽しいお話をお聞きしながら
お引渡しが無事終了しました。。。
「ドイツ人は人生の半分が片付けらしいのよ
私もこれからそうしようと思ってるの」と奥様。
「自分たちの好みに設計してもらうと、いつも同じものになってしまうから
今回はデザインに合わせて生活を楽しんでみようと思うのよ。
なんか楽しくなってきたわ」と嬉しそうにお話しているのが印象的でした。
凄くポジティブで人生を楽しむコツをつかんでいるような・・・
ご夫婦の会話はとても憧れるそして勉強になるひと時でした。
1つのPROJECTで沢山の繋がりを頂けることが面白い
知合いの知合いの知合い・・・
お酒の時間が確保されて楽しみがまた増えた。。。
間仕切る壁をガラスにして
透明さと明るさを生み出す
喜んだご夫婦の笑顔が見れる日まで
残り2週間・・・。
お酒の場まで残り2ヶ月・・・。
倉敷でのマンションリノベーション着工です。
リノベーションのオファーを頂けると思うことがあります。
最近気が付きました。。。
30年後50年後100年後に・・・
「風景のある家」が手掛けたクライアントさまクライアントさまのお子さん、お孫さんからリノベーションのオファーを頂けるようになったら良いなと思います。
自分が設計した住宅を自分でリノベーションの設計ができることは
若しかして設計の世界では「最高の喜び」ではないかと気が付き始めました。
世代を渡り家つくりに携わっていく価値観はまさに「風景のある家」そのものであり真の姿。
その時に「風景のある家」のスピリッツが存在しているように
会社としての体制も構築してオファーが頂けるようにしよう。
と改めて思う雨の日でした・・・。
設計者が選ぶ道は二つ
一つ目は、クライアントの希望予算内で提案してくタイプ
それは既製品を使っても、フェイクを採用しても予算重視で。
二つ目は、良いと思った仕様を見積もりして提示していくタイプ
それは予算越えしても納得する内容で。
私は後者のタイプに近く、思い返すと随分損をしてきているようだ。
ただ、後者の選択で向かい合って紳士にお話しできるクライアントには
予算に合うようにアイディアを振り絞っていく。
前者とは違うやり方で。。。
それが自分の役目であり高いフィーを支払っているクライアントへの姿勢だと思っている。
・・・が今回は、もしかしたら破断になるかもしれない。
初めから前者を選択すればスムーズに事は進んだであろう事実
「どうする?」と自分に問いただすがそれはパフォーマンスにすぎない
答えは決まっている。自分のスタンスを貫き通すだけ。
紳士に向かい合えればクオリティーとコスト両方を納得いくものに仕上げる。
必ず
円卓の騎士は既に始まっている。。。
座るか否か、いつ座るかは各々の判断
海図は広げた。目的地も示された。。現在地も確認した。。。
残るは航海していく方法論のみ・・・
マンションリノベーション来月着工に向け作図中
・・・何年振りかのトレペと字消し板
CADのように後からレイアウトの変更も
訂正も、縮尺変更も容易にできないから
完成形を頭に描いてペンを走らせる
CADが普及する前は当たり前に皆していたこと・・・
CAD化して建築が良くなったのか?
スピードが上がったのか?
クオリティーが良くなったのか?
それともCADが使えない私のボヤキか・・・?
等と現在久しぶりの平行定規を堪能中
新PROJECT マンションのリノベーションが開始する
倉敷の風景を見渡せるこの部屋にご夫婦2人で過ごす時間
春夏秋冬様々な様子をくつろげる想いになってもらう為に
何ができるか・・・を考えた
分譲にありがちな北部屋の暗い場所を明るくするための仕掛け
狭く感じないように広がり感を出す設計
・・・
これからじっくりと大切に構想を詳細にしていきたい
家具を置いて、カーテンをつけて、ラグを敷いたときに
最高の空間に仕上がるように
「急がず急げ」