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今日は玉野市でコンクリート住宅最後のコンクリート打設日でした▲コンクリートなら風景。と言われるようになって9年と4か月の歳月が経ちます。なんで私がコンクリート(RC)をするようになったのか…!?よく聞かれるので少しご紹介したいと思います▲色々な要因が重なり期が熟したのですが、23歳のころ一番初めに担当した物件がRCでした。分けわからないまま図面を書いてわからないまま現場で木槌を叩いて竹の棒でつついてできた打ちっぱなしがとても綺麗で…。それは大理石のようなピッカピカの仕上がりでした。それからRCに興味を持ち何冊も専門書を買いあさり、学会賞受賞の先生に教えてもらいに通い、監督さんと喧嘩をしながら数多くの経験を積ませていただきました。そんな中、42歳で独立をし自分の事務所を立ち上げましたが何にも作品が無い…。困った!そりゃー困る。飯が食えない(笑)。ある日、異業種の某社長さんにどうすればいいのか?相談をすると「なんでもいいから岡山ナンバーワン」になったらいいよ!!!と教えてもらったけど、ナンバーワン?「は~」途方に暮れて家でボーとしていると「あ!これだ!」割と早く見つかりました。我が家はコンクリート打ちっぱなしの家で、寒くて暑くて住みにくい恰好だけを求めた失敗作!家族の評判は最悪。だからこそ実際10年RCに住んで体感した経験を基に、良くないところを自信もって説明したらいいのではないか!よし。欠陥住宅が作品第一号だ。と。それから風景のある家.LLCのコンクリート住宅が始まりました。○○したら住みにくい!△△したら良くなる!××したら安き高くなる!この実体験をお客様に説明して同じ失敗をしないように提案し設計する。教科書では得られないコンクリート住宅の情報は身をもって体験したからこそ自信をもって進められるのでお客様からも安心して数多くのオファーを頂けてきた。というのが「コンクリートなら風景」といわれているプチストーリーです▲私は有名な建築家とは違い作品の為のコンクリートを創りたいわけではなく、生活の中での記憶の風景を永く保ち次世代に受け継いでいくことを目指しています(これも私自身の実体験の中から生まれてきました)その結果このお客様にはコンクリートがマッチングする。こちらのお客様には木造が最適。と家づくりを考えている方に合う構造とデザインを提供するようにしています▲そんな私自身の経験を踏まえて「UA」はコスト、断熱機能、デザインそして将来性ともバランスよく仕上がるとても魅力的な住まいになりそうです。