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自己の側に属する場を形成するために「境界」が存在する。その手法として、仕切りや標などを用いてきた。自己側以外が外部となる。壁(外壁)を建ててカオスを拒絶したり内外で整理をする。
しかし、日本は外部との関連性を完全に断ち切ることができず、自然環境の中曖昧な内と外の境界が生まれてきた。
「塀」もその一つである。
もう少し曖昧さを必要として、そして楽しむならば塀を地面から離して宙に浮かしてしまえ。
もっともっと曖昧な境界をもともっと楽しく。そしてもっともっと意味あるものへ。。。
そこで生まれる「場」はカオスを拒絶して整理するものではなく、受け入れて整理する場となる。
そして、縁側のような境界線上の中間領域の場となり、自然と意味性を一番感じれる場所となるだろう。
建物よ!浮いてしまえ!!