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葉音の暮らし

7月7日七夕一期工事棟上げに向けての広島市内で外部仕上げ再確認打合せを行いました▲現場はこれから基礎工事。真ん中にこんもり盛り上がったところは基礎スラブというコンクリート版が出来ますが、地盤からの湿気が基礎上に上がってこない様にポリエチレンシートという「防湿シート」と言われるのビニールをかぶせています。その周りの薄いコンクリートは「捨てコン」。これは構造のコンクリートではなく墨出しをするためのもので化粧する時のファンデーションみたいなもの。そして「墨出し」とは職人さんが現場で仕事をするために基準になる線で、設計図書を基に基準線を墨を付けた紐で描いていきます。地面に設計図を描くイメージです▲我々の業界はこんなに進んだ時代でも未だに昔ながらの施工方法。。。モノづくり手作りの職人の世界はずっと変わらない。変わって行かないといけないのか、変わってほしくない…そんな不思議な心境です▲20代初めのことは4H・2H・H・F4種類の鉛筆をカッターで研ぎ、和紙のトレッシングペーパーで図面を書いていた頃があります。時間はかかり間違えれば消しゴムで消してまた書直す。絶対に紙を変えて新しく書く事は許されず、書いては消しての繰り返しで同じ一枚の紙で書き上げるまでずっと使うのが基本。そんな事を繰り返しながら心身共に鍛えられた。Hなんて使わなければ楽に消せるのに…と。。。完成して印刷、といっても今は無きアンモニアの臭いが癖になる青焼きで仕上げると、Hシリーズで描いた図面はCAD図面に負けないほどのシャープな芸術的図面に仕上がる。その仕上がりを見たい為に辛さを忘れまた頑張る▲昭和かな!?多分私の年代が最後の昭和世代。これからは新しく今までとは違った価値観の鍛えられ方研ぎ染まれ方が出てくるだろう・・・見てみたい▲それでも「葉音の暮らし」は昭和感覚で創り込んでみたい

6/11.12は福山市新涯で67回目の完成作品展です。ご希望の方はご予約ください。予約先はinfo@huukei-design.com又は08029425000まで。

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