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星降るバスルームの家

IMG_4468 (1024x766)杉板型枠コンクリート打ちっぱなしの歴史は永い。。。
明治初期は伝統的な木造建築や石造、煉瓦造が主流で
明治40年頃からコンクリート造が主流になってきました。
そのころは化粧型枠合板は無く、
「バラ板」とよばれる現在の杉型枠を使用していました。
当時は杉板の厚みが50~90mmとかなり厚め。
そんなバラ板時代は昭和45年まで。
そこから現在主流となっている合板型枠が使われるようになってきました。
又、昭和30年台までは大工さんが型枠工事もしていました。
30年後半ごろから建築大工さんと型枠専門大工さんに分業化されて現在に至っています。
その後時代は進み、バブル崩壊後は型枠大工さんが職を捨てて絶対数が少なくなってしまいました。
そして現在。。。岡山は建築バブルと言われるくらい大きい建物が次々と建ち、型枠大工さんは引っ張りだこ状態。
当然、小さい建物よりまとまった大きい建物の方に職人さん達が流れていってしまっています。
そんな時代背景を熟知しながら現場に足を運ぶと見方が変わります。
小さくて小難しい設計を一つ一つ考えながら組立てていく型枠職人さん。
いくらでも大きく率の良い現場があるのに、私の現場に来てくれています。
歴史と時代背景をしると自然と「感謝」の言葉が浮かんできます。

「この小難しい階段の小口はどっちに見せる?」
「難しい方やなー(怒)」
「ごめんなさい・・・(涙)」

 

 

 

【岡山兵庫福山注文住宅/岡山兵庫福山RCコンクリート住宅/岡山兵庫福山設計事務所】

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