Report
わくわくするリノベーション
現場では普段見る事のないこんなやり取りが行われています。
設計図を基に現場に「墨」で原寸大の詳細を描いていきます。
初めの間取り打合せは1/100スケール。
実施設計では1/50スケールや詳細図を書いても1/20スケール辺りまでです。
現場の墨は1/1スケールで描き、監督さんや棟梁、設計事務所でミリ単位を確認しながら更に良くなるように共通の認識を創り出します。
このアナログ的な打合せは、同じ予算でもより良く仕上げていくための方法の一つ。
最近ではあまり見られなくなってきた現場の光景ですが、ここでは下地床のあちこちに墨が描かれています。
1/100だから気が付くところ。1/1だからわかるところ。それぞれのスケールにすべて意味がある大切な作業となっています。
たった和室二間続きのリノベーションですが、創り手の想いが現れている素敵な現場となって進行中です。