Report

たまちゃんち

2019-06-14 001 028 (1024x768)

2019-06-14 001 029 (1024x768)

二週間後に棟上げを控えた「たまちゃんち」
最終木組みの確認です。
棟上げは今月末、餅投げもします。雨降らなければ良いのですが。。

昔は大工さんの感覚で家の構造を造っていた時代があります。弊社では構造ソフトに入力して重芯と剛芯を導き出して偏心率を出しています。建物には重心と呼ばれる「へそ=中心」があります。地震の時建物に「ねじれ」が生じますが、耐力壁をどこに配置するかで「ねじれ」の中心が変わってきます。これを剛芯と言います。弊社では構造ソフトを使用し、壁の配置を入れ替えて重芯と剛芯が出来るだけ近くなるようにして行く作業を繰り返し行い、偏心率と呼ばれる数字を小さくしていく作業を行っていきます。これを行うことにより、阪神大震災規模の地震が来ても崩壊しない建物を設計することが出来ています。そして棟上げ前には現場から提出された木組図を最終確認して承認後棟上げに使用される柱や梁が発注となっていきます。こうして繰り返し検証が行われてお客様の木組みが出来上がっていきます。

ついつい目に見えるデザインや仕上げに目が行ってしまいがちですが、「数字」という専門的な根拠のある安全にも目を向けてみると設計や現場での見方も少し変わって面白いかもしれませんね。
安全をデザインする、構造をデザインすることも私達の仕事です。

 

風景のある家 トップページへ
戻る
作品展・相談会 資料請求・お問い合わせ
LOADING