はじめての注文住宅

注文住宅の魅力・メリット

注文住宅は、購入者の要望を反映して一から設計できる住宅のことです。
間取りやデザインから、使用する素材、構造など細部にまでこだわりを持てるため、唯一無二の理想の住まいを建てられることが、注文住宅の最大の魅力です。

また、家族構成やライフスタイルの変化を見据えた設計により、長期的な視点での住まいづくりも叶います。耐震性や断熱性といった住宅性能面も希望に合わせて選べるので、快適で安全な住環境を整えられることは大きなメリットとなります。

注文住宅と建売住宅の違い

注文住宅と建売住宅では、住まいを建てる際の自由度が違います。
注文住宅は、オーダーメイドで設計できるため自由度が高く、細部にわたって自分の好みを反映できます。一方、建売住宅ではあらかじめ設計プランが決められているため、間取りや外観を大きく変えられず、自由度は低くなります。
土地に関しても扱いが異なり、注文住宅は好きな土地を自分で用意するのに対して、建売住宅では不動産会社が土地を用意した上で住宅を建て、土地とセットで販売します。

建売住宅は、自由度が低い分、引っ越しまでの期間が短いというメリットがありますが、注文住宅であれば設計にこだわったり理想を反映できたりするので、住まいの快適さを追求したい場合は注文住宅を選ぶと良いでしょう。

資金計画の立て方と住宅ローンの選び方

資金計画を立てる際は、まずは家づくりにかかる費用やその内訳、完成までの流れを把握しておきましょう。
費用は一気に支払うのではなく、土地代金や本体工事費、最終金などといった形で都度支払いを求められるケースが多いです。全体の見通しを明確にした上で、住宅ローンを組むと無理のない資金計画を立てられます。

また、注文住宅購入に欠かせない住宅ローンは、金利タイプや手数料を基準に選ぶと良いです。金利タイプは、半年ごとに金利が見直される「変動金利型」、固定の金利を支払う「固定金利型」、一定期間固定の金利を支払い、その後は金利タイプを選択できる「固定金利選択型」の3つが存在します。それぞれ特徴が異なり、社会情勢の影響を受けやすいタイプもあるので、金融機関の説明を聞きながら自分に合うものを選択しましょう。

家づくりにかかる費用や内訳は、風景のある家の費用ページで詳しく解説しています。シミュレーションで目安費用の確認もできるので、ぜひチェックしてみてください。

注文住宅を建てる時の相談先・依頼先の選び方

注文住宅を建てたいと考えた際は、ニーズに合わせてハウスメーカー、工務店、設計事務所(建築家)のいずれかに相談・依頼をすると良いです。以下では、それぞれの特徴と適した対象者について解説します。

ハウスメーカー

ハウスメーカーは、営業から生産までを自社内で行っていたり、注文住宅の大量生産をしていたりする会社のことをいいます。
全国に拠点を持っている大手の住宅会社などが該当し、標準化されたプランにより品質を維持していたり、工事が効率化していたりすることが特徴です。
大規模な施工体制や多くの実績を持つため、知名度の高い会社に施工を任せたい人はハウスメーカーを選ぶと良いです。

工務店

工務店は、地域密着型の建設会社のことで、地域や気候風土に応じた家づくりができたり、柔軟な対応力があったりすることが特徴です。
自然木の家づくり、伝統的な工法の採用、北欧テイストの設計など、工務店ごとに得意とする分野があるので、自分の好みや仕様を重視する人は工務店を選ぶと良いです。

設計事務所(建築家)

設計事務所(建築家)では、建築家が住まいのデザインを手掛けるため、デザイン性の高い提案を受けられたり、オリジナリティあふれる家づくりが叶ったりします。
細部へのこだわりを持ち、理想を反映しつつより良い形に仕上げていくので、唯一無二の住まいを求める人は設計事務所(建築家)を選ぶと良いでしょう。

岡山で注文住宅を手掛ける風景のある家も、設計事務所に該当します。家づくりでは、変わりゆく風景と共に住み継がれていく住まいをご提案。スタッフが一丸となり、お客様の理想を形にする家づくりを行います。

土地の探し方

土地探しでは地盤やライフライン、道路などをチェックし、土地が持つ特徴から住みやすさを確認してみましょう。
土地探しにあたり、思うように土地が見つからなかったり上手く探せなかったりと、困りごとが発生した場合は、依頼した業者に相談することがおすすめです。

風景のある家でも、土地探しのご相談を承っております。詳しい土地探しの流れやチェックポイントは、土地探しについてをご確認ください。

注文住宅の設計のポイント

注文住宅の設計では、省エネ性や耐震性、気密性・断熱性などの基本性能に加え、間取りや機能性、デザイン、設備仕様などの観点から進めることが大切です。以下では、それぞれの設計で取り入れるべきポイントをお伝えします。

省エネ性

省エネ住宅を目指す際は、断熱材や高性能な窓ガラスの使用、太陽光発電システムの導入が効果的です。日当たりの良い立地であれば、パッシブデザインの採用もおすすめです。
注文住宅の省エネ設備が一定の基準を満たしていると、住宅ローンの控除限度額の優遇や補助金の対象になる場合もあるので、設備導入の参考にしてみましょう。

耐震性

耐震性を高めるためには、構造用合板や耐力面材などを使用して壁・床を強化し、揺れにくい構造にすることが大切です。また、耐震等級2以上であれば震度6~7の地震にも耐えられる強度が確保され、地震が発生しても補修をすれば大きな問題なく住み続けられたり、長期優良住宅の補助金や助成制度の対象になったりと、様々なメリットを受けられます。

気密性・断熱性

断熱性・気密性に優れた注文住宅にすることで、外気の影響を受けずに室温を一定に保ちやすくなり、季節に左右されない快適な居住環境を実現できます。
断熱性・気密性を高めるためには、性能の良い断熱材や複層ガラスといった設備を採用すると良いです。室内の空気も外へ逃げにくいため、冷暖房の効果が高まり省エネにもつながります。

間取り

間取りを決める際は、家族のライフスタイルや生活動線、将来設計を配慮すると良いです。例えば、子どもの様子を見ながら家事ができるようにする、お掃除ロボットの活用に合わせて段差を減らす、子ども部屋を確保しておく、など暮らしをイメージすることが大切です。
敷地が限られている場合は、内庭を作ったりスキップフロアにしたりすると開放感を得られるので、空間の活用方法に工夫を凝らすと良いでしょう。

オール電化

オール電化住宅は、すべてのエネルギーを電力で賄うため、火事のリスクを軽減したり光熱費をまとめられたりします。
太陽光発電システムとの相性も良く、住宅の一次エネルギー消費ゼロを目標にするZEH(ネット・ゼロ・エネルギーハウス)を目指すことが可能です。しかし、昨今の電気代高騰を踏まえると電気代が高額になる可能性もあるため、導入前に試算を行うと良いです。

機能性(収納や生活動線など)

十分な収納スペースを確保したり、デッドスペースを有効活用したりすると、機能性とデザイン性を両立できます。
例えば、キッチンに引き出し式収納、お風呂場には壁面収納、階段下に収納スペースを設けるなど、空間を活用することですっきりと見せられます。また、生活動線を考慮した設計により、無駄な移動を減らしたり家事効率を高めたりできるので、毎日の生活がより快適になるでしょう。

デザイン(外観、内装など)

外観は、素材や色味、窓の配置で見え方が大きく左右します。そのため、モダンな印象ならシンプルなラインと大きな窓、ナチュラルな印象なら無垢材外壁を取り入れるなど、コンセプトに合わせて選ぶと良いです。
内装を決める際は、色味を抑えて統一感を出したり、窓を活用して開放感を与えたりすると、落ち着きと明るさの調和がとれた内装に仕上がります。

設備仕様

注文住宅の設備仕様は、暮らしの快適さや便利さに大きく影響します。キッチンやバスルーム、トイレなどの設備は、使い勝手が良い最新の省エネ設備やスマート家電を導入することで、日々の生活がより快適になります。また、メンテナンスにも配慮し、長く使える高品質な設備を選ぶことがポイントです。

注文住宅を成功させるためのコツ

理想の注文住宅を建てるための成功のコツをお伝えします。

理想の住宅のイメージを明確にする

注文住宅を建てる際は、どのようなスタイルや雰囲気を求めているのか、家族がどのように生活するのかを考え、具体的なビジョンを描くことが大切です。
具体的な理想像がないと、設計や仕様の段階で迷いやすくなり満足度が下がってしまいます。納得のいく注文住宅にするためにも、気に入ったデザインの写真を集めたり、モデルハウスを見学したり、完成見学会へ来場したりしてイメージを明確にしておきましょう。

打合せの準備

注文住宅の打合せでは、理想の住宅イメージや生活スタイルを具体的に伝えられるように、事前にしっかりと準備をしておくことが成功の鍵となります。
例えば、必要な機能、部屋数、生活動線などの条件をリストアップしたり、送りたい生活を明確にしたりしておくと、打合せ時に要望を伝えられて希望を反映した家づくりが叶います。

業者(メーカーや設計事務所など)とのコミュニケーション

希望通りの注文住宅を完成させるためには、業者との綿密な打合せが欠かせません。
要望や疑問を素直に伝えたり、意見を交換したりすることが大切となるので、相性の良さや信頼できるか否かもチェックしておきましょう。
また、進捗状況や設計の変更点をこまめに確認することで、施工後のトラブルを防げるので、積極的にコミュニケーションをとると良いでしょう。

ライフスタイル・家族構成に合わせた設計

広さや間取り、動線設計、収納スペースなど、ニーズに合った設計を行うことで住み心地の良い家づくりが叶います。
例えば、小さなお子様がいる家庭では広いスペースの確保、高齢の両親が同居する場合にはバリアフリー設計を導入するのがおすすめです。
また、家事動線を短くする工夫や空間に合わせた収納によって、日々の生活がより効率的になり、長く快適に暮らせる家を実現できます。

水回りの設計

キッチンや浴室、洗面所などの水回りは、使用頻度が高いため、使い勝手の良い配置やデザインにすると良いです。
例えば、キッチンとダイニングを近接させると食事の準備・後片付けがスムーズに行えたり、浴室と洗面所を隣接させることで朝の身支度が楽になったりします。
また、音や匂いに配慮すると水回りの使い勝手が高まるので、生活をシミュレーションした上で設計すると良いでしょう。

風通しと採光(日当たり)の設計

窓の配置や大きさ、方角を考慮することで、風通しと日当たりの良い快適な空間を作り出せます。
例えば、南向きの大きな窓の設置により一日中明るい室内環境を保てたり、通風を意識した間取りにより室内の空気循環が良くなったりします。風通しと採光は、暮らしの快適性に関わる大切な要素なので、妥協せず設計にこだわることがおすすめです。

住宅設備の具体化

欲しい住宅設備を具体化しておくと、予算不足を防げたり後々の変更を避けられたりします。
例えば、コンロは電気とガスのどちらにするか、浴室に乾燥機は欲しいか、トイレの自動洗浄は必要かなど、一つずつ決めていくと良いでしょう。
IHキッチンは掃除がラク、浴室乾燥機は部屋干し臭いが抑えられるなど、それぞれにメリットがあるので家族の希望と予算を考慮しながら検討しましょう。

アフターフォローの内容

住宅の引き渡し後も、定期的な点検やメンテナンスが必要となるため、業者がどのようなサポートを提供しているか比較すると良いでしょう。
アフターフォローがしっかりしている業者を選ぶことで、長く安心して住み続けられるので、保証期間中の不具合対応や将来的なリフォーム・修繕に関する相談の可否などを事前に確認しておきましょう。

注文住宅の事例紹介

風景のある家で設計した注文住宅の事例を紹介します。

風景のある家 作品紹介「革工房の音色」 革職人ミニマムな暮し「革工房の音色」ローコスト・ハイクオリティーの注文住宅の設計です。限られた予算の中でいかに感度を高めた住宅ができるかをお客様と打合せを続け、完成した革工房兼住宅です。床はコンクリート土間、外壁は波トタン、壁天井はベニヤとどこでも安易に手に入る材料で仕上げています。
風景のある家 作品紹介「UA」 海の見える外断熱コンクリート住宅「UA」断熱性能向上と外壁を外部環境保護のために採用した外断熱のコンクリート住宅の注文住宅の設計です。水平ラインを強調した大きな庇は外壁の汚れを保護するだけではなく、太陽光日射角度(光と影)を計算して仕上げています。
風景のある家 作品紹介「Blue on Blue」 カリスマ理容師が暮らす家「Blue on Blue」理容室併用のビルトインガレージ付住宅の注文住宅の設計です。人気のブラックを基調とした内外装はとても人気が高く、陰影がとても映えるインテリアとなっています。また外観の片流れフォルムは裏山を背景に街に溶け込む設計としています。

注文住宅に関するよくある質問

まず家づくりの第一歩は、毎月開催している無料相談会や完成見学会へお越しください。そこで総資金の計画や土地探し、プラニングなどお客様に合ったご案内をさせていただきます。詳細内容やご予算が決定しましたら正式に契約し、具体的に業務開始となります。
詳しくは、家つくりの進め方をご確認ください。
※土地探しからのご相談は≒7割くらいあります。

可能です。設計歴35年の経験をもとに他に類を見ないおしゃれ且つ機能的な住宅をご提案させていただきます。ビルトインガレージ、アイランドキッチン、シアタールームなど、お客様のご希望に沿った設計やカフェのようなデザイン、ショップ(店舗)やクリニック併用の住宅、中庭と回廊のあるRC平屋など、おしゃれな住宅の実績が多数あります。どのような住宅をご希望かお気軽にご相談ください。

人気でご要望が多いのは、光熱費を配慮した蓄電付き太陽光発電設備、快適な生活を送るための床暖房設備、趣味を充実させるためのホームシアター設備などです。特に老後の健康を配慮すると床暖房はお勧めしています。

構造や仕様、土地条件によって異なりますが、木造住宅予算の目安として坪数*85万円+500万円とお考えください。
弊社設計の特徴として、ローコストからハイコストまで幅広く実績があり、他社とは大きく異なります。ニーズに合わせて予算組しますのでご気軽にお問合せください。
詳しくは、費用についてをご確認ください。

弊社取引ある工務店であれば、年間棟数を配慮しながら工事費の値段交渉もご協力させていただきます。

いくつか方法はあります。建築の中でコストがかかる要素は建具と家具になりますので、できるだけ凝った作りを避け、シンプルな設計にすることが重要です。また凹凸の少ない間取にすることでもコストを抑えることが可能となります。
コストを抑えることで、新たなデザインアイディアが生まれることがあります。実際にいくつかの実例がありますので、詳細は別途お問合せください。

目安として間取が決定して設計契約締結からお引渡しまでが≒1年となります。

デメリットは工期短縮できないことです。ハウスメーカーのように規格品採用が最小限であるため、ほとんどがオーダーメイドになります。そのため部材作成するための図面作成と工事期間確保は必要不可欠となります。
また建売住宅や住宅展示場とは違い、同じ実物を見ることはできませんので、模型や完成予想図、設計図などでお客様と設計者のイメージを膨らませていくことになります。

≒1.5カ月に1回のペースでお引渡し前に見学会を開催させていただいています。
詳しくは、EVENTページをご確認ください。
※2024年8月までの実績で入居前の完成見学会を75回実施

国による補助金や税制優遇、自治体による助成金などが適用される場合がありますので、別途お問合せください。(リフォームやリノベーションでの補助金もあります)

岡山で注文住宅を建てるなら風景のある家に相談を

注文住宅には、理想を反映して1から家づくりができるというメリットがあり、自分のライフスタイルに合った住まいを実現したい人にとって魅力的な選択肢となります。
実際に注文住宅を建てる際は、設備や耐震性、間取りなどを意識することで、住み心地の良い暮らしが叶います。また、業者ごとに特徴は異なり、それぞれ得意とするスタイルがあるので、自分のニーズに合う依頼先を探してみてください。

岡山で注文住宅を手掛けている風景のある家では、敷地の特性や施主様の理想を形にすることを大切にし、将来にわたって住み継がれていく家を提供していくため、新築とリノベーションの両方を得意としています。また、玄関はおもてなしの空間、キッチンは暮らしの中心、など各空間の意味合いを考えプラスαを見出す設計を行うことで、ゆとりのある豊かな暮らしを実現しています。
無料相談会も実施していますので、「予算について知りたい」「土地探しに関して相談に乗ってほしい」などお気軽にご相談ください。

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