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ビオトープのあるRESIDENCE

ビオトープのあるRESIDENCE。
今日の実施設計の打合せはコンセントや浴室トイレについてのお話でした。
「え、今日はコンセントの打合せ?」
そう思われた方もいらっしゃるかもしれません。
でも、風景のある家ではこのコンセントの打合せをとても大切にしています。
なぜなら、ここを丁寧に考えることで、
お客様ご自身が“これからの暮らし”を具体的に思い描けるようになるからです。
たとえば、
掃除機はどこにしまおうか。
テレビはどれくらいの大きさにしよう。
DVDやレコーダー、スピーカーはどこに置く?
将来、冷凍庫をもう一台置くかもしれないな……。
そんなふうに、今の生活とこれからの暮らしを重ね合わせながら、
一つひとつ確認していきます。
図面の中の小さな「点」に見えるコンセントですが、
そこには毎日の動きやご家族の時間が確かに隠れています。
だからこそ、何度も立ち止まり、話し合い、確かめる。
少し地味に感じるかもしれませんが、
この積み重ねが住んだあとに「やっぱり良かった」と感じていただける住まいにつながると私たちは思っています。

デザインがお好きなお客様なので、
浴室についても「せっかくならかっこよくしたいですよね」と、
いくつかの事例画像を見ながらお話をしました。
「これ、どうかな?」
そんなやり取りをしながら一緒にイメージを膨らませていく時間は
私たちにとっても楽しいひとときです。
もちろん、私たち自身もデザイン性の高い浴槽や海外製のバスは大好きです。
ただ今回はお客様のご年齢や将来の使い勝手も踏まえあらためて国産メーカーの使いやすいユニットバスをご提案させていただきました。
見た目だけでなく「毎日、無理なく安心して使えること」
そこも大切にしたいポイントです。
とはいえ既製品だからといって、
“特別な時間”をあきらめるわけではありません。
お話を伺うと、
「お風呂にはポータブルテレビを持ち込むんです」とのこと。
そこで浴室には窓を設け湯船に浸かりながら庭の緑が眺められるよう工夫しました。
ほんの少し視線が外へ抜けるだけで、
お風呂の時間は驚くほど豊かになります。
特別な造作をしなくても、
ちょっとした設計の工夫で国産の既製ユニットバスでもゆっくりと疲れを癒せる空間はつくれる。
そんなことを、改めて感じた打合せでした。
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「家のことを考え始めた」
それだけで、十分だと思います。まだ「建てる」と決め切れていなくてもいいですし今すぐ何かを進める必要もありません。
・何から考えればいいのか分からない
・自分たちに合った家って何だろう
・そもそも建てるべきなのかどうか…
そんな想いを抱えながら、
ただ「話してみようかな」と思ってくださった方ばかりです。そして打合せのあとよく聞く言葉があります。「話すことで、考えが整理できました。」
私たちは、答えを急いで出す場ではなく、
ご家族の気持ちや暮らしを一緒に紐解いていく時間だと考えています。
無理に進めることは、決してありません。
「話してみる」ことから、始めていただけたら嬉しいです。
